赤西仁、ステージ上で 「おしっこ行っていい?」

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<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 ジャニーズを離れたら、幸せになれないか? 否、そんなことはない。

 それを体現しているのが、元KAT-TUNの赤西仁さんです。

 赤西さんは2014年にジャニーズ事務所を退所後、ソロ活動を開始しました。当初はライブハウスやホール公演が主でしたが、徐々に集客を伸ばし、先日は初のアリーナ公演を実現。同公演は、全国の映画館でライブビューイングもされました。

 客層は、おしゃれな女性やカップルが半分。あとの半分は、美しくも慈愛に満ちたマダム層が占めています。

 赤西さんの、何がそんなにマダムに響くのか? それは、天然モノの“いとけなさ”!

 赤西仁とは、32歳の幼子(おさなご)なのです。

◆「バナナって柑橘?」

 ツアーファイナルとなった「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2016 〜Audio Fashion Special〜in MAKUHARI」の会場は、幕張メッセ・イベントホール。開演前からDJが場を盛り上げ、きらびやかにレーザーが舞う。

 スタイリッシュなクラブシーンで、主役たる赤西さんときたら、

「ね、ちょっとおしっこ行っていい?」

 自由にもほどがあるのですが、ファンの目は温かくおだやか。「いいよー!」とか言いながら、むしろ目尻が下がっています。で、おしっこから戻ったあとも、

「バナナって柑橘? 違う? すっぱいのが柑橘? じゃ、梅干しも柑橘?」

 などと言ってのけ、客席を悶えさせたのです。

 ほかにも、「iPhoneが壊れたので新しいのを買いに行くも、“45分後に新しいのをお渡しできます”と言われ、そんなに待つのはイヤだから壊れたのを使い続けてる」などとトンチキなエピソードが披露され、またしても客席は「フフッ」とぬくもりました。

◆大人になった理想の息子

 そういえばジャニーズJr.時代、「ファンにマクドナルドのトレイをプレゼントされウキウキするも、“店員を呼ぶピンポンボタン”をもらったときは顔をしかめた」という逸話がありました。今も、彼にしかわからない美学があるのだと思います。

 大人になるほど理性という鋳型にはめられる無邪気を、無傷でその身に宿す唯一の男。

 媚びる気もない低周波でかすれた色気を孕(はら)む声。

「口、閉じなさい!(閉じないで)」と言いたくなる、ゆるく開いた困った唇。

 美しい、美しい顔。

……でも32歳で一児の父。

 赤西さんはマダムにとって、“大人になった理想の息子”そのもの。どうかいつまでもたぶらかして……!

 心から、そう願わずにはいられません。

●JIN AKANISHI公式サイト

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』