日本戦を翌日に控え、記者会見を行うサウジアラビアのベルト・ファン・マルバイク監督

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 15日のW杯アジア最終予選で日本代表と対戦するサウジアラビア代表は14日、試合会場の埼玉スタジアムで公式練習を行った。練習前にはベルト・ファン・マルバイク監督が公式会見に出席し、「美しく大きなスタジアムで、大観衆の前でプレーするのを楽しみにしている。対戦相手はこのグループの中で最強のチームということで、しっかり準備してきた。私たちにも自信がある」と力強く語った。

 94年アメリカW杯から06年ドイツW杯まで4大会連続でW杯出場を果たしたサウジアラビアだが、過去2大会は予選敗退。昨年8月、10年南アフリカW杯でオランダを準優勝に導いたファン・マルバイク監督が就任すると、一時期低迷していたチームを立て直し、最終予選は第4節終了時点で3勝1分の勝ち点10と、堂々の首位に立っている。

 勝ち点3差の日本とのアウェーゲーム。引き分けでも十分という試合だが、準備は万端だ。試合1週間前の8日に来日すると、その夜からトレーニングを開始。時差や気候への順応にも不安はなく、会見に同席した主将のDFオサマ・ハウサウィ(アルヒラル)も「我々は非常にきっちりと準備をしてきたので自信がある」とキッパリ。「日本が強いことは知っている。特に監督は日本がどんなチームかをよく知っている」と、十分に日本対策を練ってきたことも示唆した。

 ファン・マルバイク監督は10年南アフリカW杯のグループリーグ第2戦で日本と対戦し、1-0で勝っている。フェイエノールトの監督時代にはMF小野伸二を指導し、UEFA杯優勝も飾った。日本とは“縁”のある監督だが、それだけに「我々は日本が質の高いチームだということは分かっているが、相手も同じだろう。日本も我々が質の高いチームだということを分かっているはずだ」と話す姿は不敵だ。

 B組首位という状況にも満足はしていない。「常に改善していきたい。今、チームは良い状態にあるが、今日が良いから明日も良いという保証はない」。チームは成長途上にあると語るファン・マルバイク監督。埼玉スタジアムにも多くのサウジアラビアメディアが押し寄せるなど期待が高まっていることについても「監督にとっても選手にとってもプレッシャーはいいこと」と動じる様子はなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)


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