オマーン戦で2ゴールを挙げた大迫。大一番のサウジアラビア戦でもスタメン出場か? 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 1年半ぶりのAマッチとなった11月11日のオマーン戦で2ゴールを挙げて、CFのスタメン候補に名乗りを上げたのが、大迫勇也だ。
 
 そのオマーン戦では、これまでCFの主力だった岡崎慎司が途中出場でややキレを欠いていただけに、15日のサウジアラビア戦でも先発起用がにわかに現実味を帯びている。
 
 11月14日、埼玉スタジアムでの前日練習後、取材陣の前に姿を現わした大迫は、オマーン戦に関して「メンバーがいつもと違ったので、連係が難しかったけど、時間の問題だった。(あまり大袈裟に喜ばなかったのは)練習試合みたいなものだから」と振り返ったうえで、サウジアラビア戦について展望した。
 
 記者陣から様々な質問が飛んだが、中でも印象的だったのは、ゴールへの強い想い、そして飽くなきこだわりだった。
 
「サッカーの場合は結果論なんで、自分の中では結果(ゴール)を出すことをまず考えて、そのうえでハリルさんが言うことをできればいいと思う」
 
「真ん中でボールをもらうのが自分の仕事だし、いま日本に足りないのはゴール前の選手なので、そこに集中したい」
 
「(チャンスを作る選手は)たくさんいるので、自分は貪欲にシュートを狙っていく。ワントップは相手に怖さを与えなきゃいけないし、『あいつが持ったらシュートに来るな』ってイメージを相手に与えたい」
 
「サイドには良い選手がたくさんいるし、僕はただゴール前で仕事をしろとだけ言われている。(ゴール前での)入り方や駆け引きで相手に勝たなきゃいけない」
 
 オマーン戦の序盤はサイドに流れてのポストプレーやチャンスメークも目立っていたが、サウジアラビア戦では組み立てや崩しはチームメイトに任せて、自らはフィニッシュに専念したい――。そんな意図が見て取れた。
 
 サウジアラビアはオマーンより明らかに格上で、とりわけ激しいディフェンスには定評がある。
 
 しかし、それに関しても、「オマーンより球際で激しくくると思う。でも、ドイツでいつも激しい戦いには慣れているんで。最初は嫌だったけど、あっちに行ってそういうのも楽しくなった。1対1で勝てれば、試合に勝つ可能性が高まる」とまったく意に介さない様子だった。
 
 ストライカーらしいゴールへの強いこだわりと、激しい争いにも動じない強靭なフィジカル――。心身ともに充実する大迫が、サウジアラビア戦でも日本に歓喜をもたらす可能性は十二分だ。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB編集部)