逆恨みした女が知人女性を襲撃! 腹を斧でかっさばき、腸をわしづかみに…… 

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 10月末、中国東部にある山東省の省都・済南市で、身の毛もよだつ恐ろしい殺人未遂事件が起こった。

 地元紙「斉魯晩報」によると、10月31日の午後、同市に住む女性・薛(シュエ)さん(43)が外出するために家のカギを閉めようとしていたところ、突然、一人の女に背後から襲われ、腹をナイフで突き刺さされた。薛さんが「助けて!」と叫びながら相手を見ると、その女は知り合いの柴(ズー/46)だった。

 柴はなおも、ナイフで薛さんを切りつけようとする。そこにちょうど隣人が通りかかり、柴のナイフを奪うことができたのだが、なんと柴は、持っていたバッグから今度は斧を取り出し、それを振り回して再び薛さんに切りかかってきたではないか。驚いた隣人は、これはかなわないと思い、警察を呼びにその場を離れてしまった。

 しばらくして、ようやく警察官が現場に駆けつけると、柴が薛さんの体の上にのしかかった状態で2人は殴り合いをしているところだった。

 地面に体を押し付けられた薛さんが「おなかが、おなかが……」と叫んだため、警察官が目をやると、驚いたことに柴が薛さんの腸を握りしめている。

「その手を離せ! さもないと大変なことになるぞ!」と叫んだものの、柴は聞く耳を持たない。斧をなんとか奪うことができたものの、腸を握る手は離さない。このままでは薛さんの命に危険が及ぶと判断した警察官は、警棒を柴の腰に叩きつけ、なんとか腸から手を離させることができた。

 その時、すでに薛さんの腸は体内からかなりの部分が引き出されており、意識が朦朧としていた薛さんは、すぐさま病院へ運ばれて治療を受けた。頭部に4カ所の傷を負い、腸が引き出された腹部の傷は長さ10数センチ、腸の一部は破裂状態だったというが、一命は取り留めたという。

 警察の調べによると、柴と薛さんは、一昨年から昨年にかけて一緒に商売をしており、その間に柴は日本円で100万円ほど損したが、逆に薛さんのほうはかなり儲けたと思い込み、薛さんのことを恨んでいたという。それに加え、独身の薛さんは柴の男友達と知り合いだったため、柴は2人が実は男女関係にあるのではないかという疑いも持っていた。

 柴の供述によると、今年初めに乳がんにかかっていると診断されていたという。そんな中、10月19日の夜に柴がこっそり薛さんの家に行き、ドアに耳を当てて中の様子を盗み聞きしていたところ、薛さんが電話口で「極楽に行く」などと話しているのが聞こえた。柴はそれを、自分がもうすぐ死ぬと薛さんが言っているのだと思い、薛さんに対して殺意を持ち始めた。

 柴は「ひとつも後悔していない。自分の命ももう長くないから、彼女を殺してやろうと思った」と話しており、警察は柴が殺意を持って行った犯行であることは明らかだとしている。

 被害者の薛さんの命に別状がなかったことは幸いだったが、それにしても、人の腸を引きずり出して離さないとは、恨みつらみというのは恐ろしいものである。
(文=佐久間賢三)

※画像は今回の現場のものと思われる写真だが、それにしては出血量が少ない