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アメリカのCIAやNSAの局員として情報収集活動に携わったことを告白し、NSAによる個人情報収集の実態を暴露してアメリカに追われ、ロシア当局の協力を取り付けてロシアに滞在中のエドワード・スノーデン氏が、ライブストリーミングで「トランプを恐れるべきではない」と発言しました。

「トランプを恐れるべきではない」という発言は、以下のムービーの54分あたりで確認できます。

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2016年11月10日にオランダ・アムステルダムで行われた、オリバー・ストーン監督がスノーデン氏を描く映画「Snowden(スノーデン)」のプレミア試写会に、映画の題材となったスノーデン氏自身がライブストリーミング映像で登場しました。



スノーデン氏は、「より良い世界を望むならば、オバマ大統領のような政治家に期待してはいけない。そして、ドナルド・トランプのような政治家を恐れてもいけない」と発言しました。この真意は、「政治家に頼ってはいけない」という点にあります。NSAによる情報収集活動に深く関与してきたスノーデン氏は、セキュリティを保ち個人情報を不当に盗み出されないようにするために最も大切なことは「自己防衛」だと考えています。つまり、政府や特定の政治家に対応策を求めるという他力本願な姿勢ではダメで、政府による過剰な国民監視活動に対して自らの身は自分たち自身で守っていくべきだと考えているというわけです。

そして、アメリカ国内で「反トランプ」を訴えるデモ活動などが行われている現状を憂いつつ、「トランプの大統領就任を阻止しようとするのではなく、すべての人がどこにいても自分の権利を守れるようにするにはどうすればよいかについて思いをはせるべきです」と述べています。



ちなみにトランプ次期大統領は2016年3月に行われた大統領選のテレビ討論会で、「スノーデンはスパイであり、(ロシアは)アメリカ本国に彼を送還する必要がある。ロシアがアメリカを尊重するならば、彼を返還すべきだ」と述べています。

トランプ氏、スノーデン氏の引き渡しをロシアに呼びかけ

https://jp.sputniknews.com/us/201603041723083/



この点についてスノーデン氏は、ムービーの1時間30分以降で「トランプ氏がプーチン大統領と良い関係になっても気にしません。それは十分ありえることです。プーチン大統領は『ロシアは人権を尊重する』とカメラの前で話した通り、前言を撤回して強制送還に応じるとは心配していません」と述べています。