台湾生まれの日本人描いた「湾生回家」、日本で公開  興行収入好調

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(東京 14日 中央社)日本統治時代の台湾で生まれた日本人、いわゆる「湾生」にスポットを当てたドキュメンタリー映画「湾生回家」が12日、日本で公開になった。同作を単館上映する岩波ホール(東京)では同日、4回の上映で600人余りの観客を動員し、1日の興行収入が今年最高を記録した。

同作は昨年10月に台湾で公開され、興行収入約3000万台湾元(約1億円)のヒットを記録。同年、台湾の最も権威ある映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)のドキュメンタリー作品賞にノミネートを果たした。今年3月の大阪アジアン映画祭では観客賞を受賞している。

初日の初回上映は200余りの客席が満席に。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表も駆け付け、今後映画の分野での交流を増やしていき、より多くの日台の若者に日台交流の根源を知ってもらえればとあいさつした。

13日には台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京)でトークイベントが開催され、同作の田中実加(陳宣儒)エグゼクティブプロデューサー、湾生として出演した家倉多恵子さんや松本洽盛さんが出席。同イベントは参加受付開始直後に満員となる盛況で、約130人の映画ファンが3人の話に耳を傾けた。

同作は今後、日本各地で順次上映される。

(楊明珠/編集:名切千絵)