もし引退したら寂しくなりますね…ロバート・レッドフォード(2009年撮影)
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 名優ロバート・レッドフォード(80)が、すでに製作が進められている2作品に出演した後で俳優業を引退することを考えているとウォーカー・アート・センターのインタビューで語った。

 孫で俳優のディラン・レッドフォードが聞き手となって行われた同インタビュー。俳優になる前から絵を描くことが好きで、アーティストになりたかったというロバートは、再び絵描きに戻る気はないのかと問われると「考えたことはあるよ。最近は特にね。演じることに疲れてきたから。僕はせっかちな人間だから、撮影現場でボーっと座っていたり、何度もテイクを重ねるのがつらいんだよ。人生のこの時点で、80歳になったわけだけど、誰にも頼りになっているわけじゃないことに、満足しているんだ。僕は僕なんだ、かつてのまま。それで絵描きについてだけど、それこそ僕が今やりたいと思っていることに近いね」と切り出す。

 今現在、すでに2作の映画に出演することが決まっているというロバート。それはジェーン・フォンダと共演する、人生のセカンドチャンスにかける大人向けのラブストーリーを描く『アワー・ソウル・アット・ナイト(原題) / Our Souls at Night』と、ケイシー・アフレックとシシー・スペイセクが出演している『ジ・オールド・マン・ウィズ・ア・ガン(原題) / The Old Man with a Gun』だ。ロバートはその2作品の撮影が終了したら、「僕は『よし、全てにさようならだ』って口にして、監督業に専念するだろうね」と俳優業から退くことを示唆した。

 しかしながらCNNによると、ロバートの関係者は「その2作の後にもプロジェクトが決まっています」「彼がすぐに俳優を引退するということはありえないでしょう……彼が俳優として参加しているプロジェクトがいくつかあるので」とロバートの言葉通りにはならないことを強調したという。

 ロバートは『明日に向って撃て!』などに出演し、アメリカを代表するスター俳優として活躍。1980年には、映画監督デビューを果たした『普通の人々』でアカデミー賞監督賞に見事輝いた。現在に至るまで俳優業と監督業をこなしているほか、優れたインディペンデント映画を世に送り出すために、1978年にサンダンス映画祭を創設したことでも知られている。(編集部・石神恵美子)