飛躍の1年 葭葉ルミは最終戦をどう戦う?(撮影:上山敬太)

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国内女子ツアー最終戦にして、年間最後のメジャーでもある「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。今季のトーナメント優勝者と、賞金ランキング上位25名までが出場できる一戦だ。当然長いキャリアをもってしても出場経験のない選手も多い限られたフィールド。今季初めて大一番に挑む初出場者たちに、最終戦へ向けての心境を聞いた。
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23歳の葭葉ルミは、プロ5年目にして初めて最終戦への切符をつかんだ。キャリア初タイトルとなったのは、北海道・函館で行われた新規トーナメント「ニッポンハムレディス(7月8日〜10日)」。1打差の4位タイから出た最終日は佐伯三貴、菊地絵理香、キム・ハヌル(韓国)ら実力者との優勝争いの末にたどり着いた逆転勝利だった。
今季は苦しみの中での開幕だった。2015年「全米女子オープン」で14位タイに入る活躍によりスポットライトを浴びた葭葉は、そのプレーぶりが評価されてナイキと契約を結んだ。日本女子としては初のグローバル契約。大きな期待と注目の中でシーズンを迎えた。
しかし開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で予選落ちを喫すると、2戦目の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」で階段を降りる際にひねった右足首を骨折。「トーナメント特別保障制度」を適用し戦線離脱を強いられた。「最初の一週間は寝たきり」というケガからの回復は約1か月半を要し、復帰戦は4月末の「サイバーエージェントレディス」だった。
それだけに、最終戦出場が決まった時は「特に今年は前半に休みもあったので、試合が増えることがうれしかった」という。出場できなかった6試合を取り戻すように復帰後はハイペースでトーナメントに参戦(※伊藤園レディスで30試合目)。「課題は100ヤード前後。試合で上位で戦っているとそういうところの足りなさが浮き彫りになってくる」。もちろん疲れもあるが、さらなる飛躍のために貪欲に実戦経験を求めた。
それだけにトップ選手が集まる国内最高峰の最終戦は、自身に足りないものをより明確に見せてくれると確信している。「飛距離は出ない方じゃないので、持ち味としてこれからも伸ばしていきたい。あとは小技をもっと磨けたら変わってくると思う。最終戦ではまた自分がどれだけヘタクソか痛感してきます(笑)」
葭葉ルミ(よしば・るみ)
東京都出身。10歳でゴルフを始めて、2012年にプロ転向。2013年ステップアップツアー「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」でプロ初優勝を飾ると、翌年から3年連続でシードを確保。今季は「ニッポンハムレディス」でツアー初優勝を飾った。2016年からナイキと日本女子選手初のグローバル契約。

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