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ヤフー、Magne-Max Capital Management、アストマックスの子会社であるアストマックス投信投資顧問の3社は11月11日、独自のAI運用モデルとビッグデータを利用した資産運用事業である「Yjamプラス!(ワイジャムプラス)」を開始すると発表した。同日に有価証券届出書を関東財務局長宛に提出し、11月28日から募集開始の予定。

新サービスは、運用に特化した人工知能(AI)モデルとビッグデータを利用するもの。国内外の金融商品取引所に上場している株式を主要投資対象とし、中長期的な信託財産の成長を目指して運用するという。投資家の資産形成をバックアップするため、利用者が負担する信託報酬を同種の投資信託と比べて低水準に設定しているとのこと。

AI運用モデルは、金融市場における人工知能領域の権威という岡田克彦氏が代表を務めるMMCが開発したものであり、市場の歪み(マーケットアノマリー)を探索することが最大の特長という。

当面の主な戦略モデルの1つは、既に目立っている今のスター銘柄ではなく、将来のスター銘柄を発掘する「スター発掘モデル(Event Driven Attention Screening Model)」とのこと。

将来のスター銘柄とは、アナリスト評価の変更や株主還元策の発表などのイベントによって投資家の注目度が大きく高まり、今後の株価の上昇が高い確度で期待できる銘柄を指すという。

もう1つは、人だけでなく株にもあるモテ期(株価上昇期)を確率的に推定する「確率的モテ期予測モデル(Probabilistic Period Mining Model)」であり、株価の季節性に着目したものとしている。

マルチ・ビッグデータに関しては、AI運用モデルの力を最大化させるためとして、「Yahoo!ファイナンス」のデータなどを含む月間700億ページビューというポータル・サイトであるYahoo! JAPANが保有するビッグデータ及び、高性能なコンピュータ環境を利用するとのこと。

Yahoo! JAPANのマルチ・ビッグデータを、AI運用モデルが24時間365日解析し学習を続けることで、市場の歪みを発見し適切な投資判断に繋がるものと3社は期待している。

同サービスは、ふくおかフィナンシャルグループ傘下の福岡銀行・熊本銀行・親和銀行・ふくおか証券の3行1社で購入申込の受付を開始し、12月20日から運用を開始するとのこと。今後は販路をさらに拡大するという。

なおヤフーは、Magne-Max Capital Managementの議決権比率ベースで70%の株式を2015年11月に、アストマックス投信投資顧問の同33.4%の株式を2016年10月に、それぞれ取得しているとのことだ。

(山本善之介)