右足首の痛みもほとんど問題ないという香川。大一番のサウジ戦に向けてモチベーションは高い。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月11日のオマーンとのテストマッチでは、4-3-3のシステムを敷く日本のトップ下で先発したのは清武だった。大迫への2アシスト、そしてPKで1ゴール。4-0の圧勝劇で、背番号13は抜群の存在感を放っていた。
 
 一方、右足首を痛めていた香川は、「監督とドクターと話して、決まった結果」、オマーン戦は大事を取り、ベンチで90分間を過ごした。
 
 前回の10月シリーズでは、ホームのイラク戦は清武が、アウェーのオーストラリア戦は香川が、それぞれトップ下で先発し、フル出場している。
 
 攻撃の中心となるポジションでは今、香川と清武による熾烈なレギュラー争いが展開されている。直近のオマーン戦を見る限り、清武がややリードしている印象だが、“日本の10番”を背負う男の眼に、ライバルの活躍はどのように映ったのか。
 
「キヨは、キックの精度だったり、アシストする能力が本当に高いということを改めて感じる試合だった。そこはすごく勉強になるなと思っている」
 
 自身のプレーにもヒントを得たようだ。
 
「僕たちは流動的に動いてリズムを作っていくほうだし、やはりボールタッチを多くしながら、トライできればチャンスを作れるはず」
 
 トップ下というポジションの重要性については次のように語る。
 
「トップ下の出来がすごく大事。相手のレベルもあったけど、オマーン戦でも(清武を介してボールが)うまく回った時、良い攻撃ができていた。そういう役割は本当に大きいと思っているので、その役割を担うためには、周りの人との連係で、自分が中心となってやっていかなければいけない」
 
 サウジアラビア戦に向けては、「サウジがどう来るかというよりは、“自分たちがどう行くか”。ホームでの試合において、どうやってトライできるか」と意気込む。自分たち主導でゲームを進めながら、「相手は(グループ)1位。ここを叩かないと離される一方なので、確実にホームで勝ちに行きたい」と必勝を誓った。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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