【ひどい】幼稚園・保育園関係者を困惑させるモンスターペアレントの信じられないエピソード
誰でも自分の子供はかわいく思えるものですが、その感情が強くなってねじ曲がってしまうと、子供が通う学校に対して理不尽な要求をしてしまいがち。いわゆるモンスターペアレントと呼ばれる人たちですね。
2008年にはテレビドラマが放送されて話題になりましたが、学校の先生たちは今なおモンスターペアレントに悩まされることも少なくはないようです。
記者の周りには幼稚園や保育園で勤めている友人が何名かいますが、話を聞いてみるとやはりモンスターペアレント的な人がいるとのこと。立場上、絶対に下手に出なければならないうえに、余計な業務がグンと増えてしまうらしく、モンスターペアレントが1人いるだけで相当なストレスになってしまうようです。
そこで今回は、幼稚園や保育園で実際にあったモンスターペアレントにまつわるエピソードを8つ紹介します。いやあ、幼稚園や保育園の先生って本当に大変なんですね!
1. 登園してきた時点でオムツがパンパン
保育園に子供が登園してきたらすでにオムツがパンパンに膨れ上がっていた、というケースは比較的頻繁に起こるようです。これは登園中の短い時間で大量にオシッコをしてしまったのではなく、どうせ保育園で替えてもらえるんだからという考えで、オムツ交換をせずに登園させたという場合がほとんど。
オムツは交換してから登園させるのが当たり前なのですが、「お金払ってるんだからそのくらい保育園でやるのが当然でしょ!」と考えるのがモンスターペアレントなのです。
2. 給食費を払わないとゴネる
給食費を払わず、払うように説得してもなんだかんだと理由をつけてゴネる親も多いそうです。そしてモンスターペアレントはヒートアップしてくると「金払ってるんだからもっとウマいものを出せ」「こんなマズいメシをうちの子供に食わせる気か!」「休んだ日の分は割引しろ!」「マズいんだから金を払わなくて当然」などなど、お金を払わないことを強引に正当化しようとしてくるのだとか……。
3. 徒競走の順位を操作させる
幼稚園の運動会の徒競走で自分の子供が1位になれるように事前交渉してくるモンスターペアレントがいたそうです。「2年連続で1位になれてないのだから、最後の年は1位になれないと困る」「競争相手の組み合わせくらい変えられるだろう。遅いやつと組ませてくれ」とメチャクチャな要求をしてきたのだとか。
4. なまりのある先生を辞めさせろと要求
東京の某幼稚園に大阪出身の先生が新しく入ってきたことがあったそうなのですが、慣れない標準語で話そうとしても、どうしても時々はなまりが出てしまうもの。少しくらいのなまりは愛嬌があって良いと思いますし、気にしない方がほとんどですよね。
ところが、その先生が子供の担任になったモンスターペアレントが「汚いなまりを子供が覚えたらどうするんだ!」と激怒! なんと園長先生に電話をして「なんであんな先生を採用したんだ。すぐに辞めさせろ」と交渉してきたことがあったそうです。
5. 組体操にクレームを入れる
運動会での組体操といえば目玉競技のひとつ。幼稚園でも年長さんが取り組むことが多く、3段〜4段に重なる「ピラミッド」は特に感動的。
なのですが、モンスターペアレントから「ピラミッドは人の序列を決めるから、幼稚園児にふさわしくないので辞めさせてほしい。下の段になる園児の気持ちを考えたことがあるのか。いじめの助長にもなる。やるなら1段のピラミッドをやればいい」とクレームが入ったことがあるそうです。1段のピラミッドなんてやる意味があるのでしょうか……。
6. 新学年の部員募集を辞めろと要求
年中さんと年長さんによるサッカークラブのチームがある幼稚園で、4月から子供が年長さんになったモンスターペアレントから新しく部員を募集するのを辞めさせろと要求されたことがあったそうです。
何故なのか理由を尋ねると、新入生で上手な子が入ってきたらレギュラーを取られる子が出てきてしまうからとのこと。部員を募集しなければ翌年にはチームが潰れてしまうとは考えないようです。
7. テストの○が小さいとクレーム
幼稚園の保育参観で簡単なテスト問題が行われ、子供全員が満点を取ることができて円満に終わることができたそうなのですが、その後にモンスターペアレントからクレームの電話がかかってきたことがあったそうです。
その内容は「何人かの答案をチェックしたが、うちの子につけられた○が一番小さかった」というもの。何故そうなったのか説明を求められたそうですが、当然理由などあるわけがなく、納得してもらうまで大変な苦労をしたそうです。
8. うちの子が休むから学級閉鎖にしろと要求
クラスで風邪が流行っていた時、とあるモンスターペアレントの子供も風邪をひいてしまい、幼稚園を休むことになってしまいました。欠席の連絡はモンスターペアレントから電話で伝えられたそうなのですが、その場で信じられない交渉をされたそうです。
その内容は「頑張って無欠席を続けていたのに休むことになってしまった。学級閉鎖になれば欠席じゃなくなるから、今すぐに学級閉鎖にしてほしい」というもの。1人の皆勤賞を守るためにクラス全員を休ませたいという、とんでもない自己中っぷりにびっくりですね……。
他にもまだまだたくさんの信じられないエピソードを聞かせてもらいましたが、今回はスペースの関係でここまでとさせていただきます。
モンスターペアレントの対策には本当に困らされることが多いそうですが、今回話を聞いた関係者たちに共通していたのは、なるべく味方をたくさん作るように心がけるという点でした。例えばモンスターペアレントがいるクラスで、他の保護者がみんな先生の味方になってくれる状況を作っておけば、モンスターペアレントが無茶な要求をしにくくなるそうです。
子供がかわいいのはわかりますが、まわりには迷惑をかけないようにしてほしいものですね。
*写真は本文と関係ありません。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/
2008年にはテレビドラマが放送されて話題になりましたが、学校の先生たちは今なおモンスターペアレントに悩まされることも少なくはないようです。
幼稚園や保育園にも多い
記者の周りには幼稚園や保育園で勤めている友人が何名かいますが、話を聞いてみるとやはりモンスターペアレント的な人がいるとのこと。立場上、絶対に下手に出なければならないうえに、余計な業務がグンと増えてしまうらしく、モンスターペアレントが1人いるだけで相当なストレスになってしまうようです。
信じられないエピソードを8つ紹介
そこで今回は、幼稚園や保育園で実際にあったモンスターペアレントにまつわるエピソードを8つ紹介します。いやあ、幼稚園や保育園の先生って本当に大変なんですね!
1. 登園してきた時点でオムツがパンパン
保育園に子供が登園してきたらすでにオムツがパンパンに膨れ上がっていた、というケースは比較的頻繁に起こるようです。これは登園中の短い時間で大量にオシッコをしてしまったのではなく、どうせ保育園で替えてもらえるんだからという考えで、オムツ交換をせずに登園させたという場合がほとんど。
オムツは交換してから登園させるのが当たり前なのですが、「お金払ってるんだからそのくらい保育園でやるのが当然でしょ!」と考えるのがモンスターペアレントなのです。
2. 給食費を払わないとゴネる
給食費を払わず、払うように説得してもなんだかんだと理由をつけてゴネる親も多いそうです。そしてモンスターペアレントはヒートアップしてくると「金払ってるんだからもっとウマいものを出せ」「こんなマズいメシをうちの子供に食わせる気か!」「休んだ日の分は割引しろ!」「マズいんだから金を払わなくて当然」などなど、お金を払わないことを強引に正当化しようとしてくるのだとか……。
3. 徒競走の順位を操作させる
幼稚園の運動会の徒競走で自分の子供が1位になれるように事前交渉してくるモンスターペアレントがいたそうです。「2年連続で1位になれてないのだから、最後の年は1位になれないと困る」「競争相手の組み合わせくらい変えられるだろう。遅いやつと組ませてくれ」とメチャクチャな要求をしてきたのだとか。
4. なまりのある先生を辞めさせろと要求
東京の某幼稚園に大阪出身の先生が新しく入ってきたことがあったそうなのですが、慣れない標準語で話そうとしても、どうしても時々はなまりが出てしまうもの。少しくらいのなまりは愛嬌があって良いと思いますし、気にしない方がほとんどですよね。
ところが、その先生が子供の担任になったモンスターペアレントが「汚いなまりを子供が覚えたらどうするんだ!」と激怒! なんと園長先生に電話をして「なんであんな先生を採用したんだ。すぐに辞めさせろ」と交渉してきたことがあったそうです。
5. 組体操にクレームを入れる
運動会での組体操といえば目玉競技のひとつ。幼稚園でも年長さんが取り組むことが多く、3段〜4段に重なる「ピラミッド」は特に感動的。
なのですが、モンスターペアレントから「ピラミッドは人の序列を決めるから、幼稚園児にふさわしくないので辞めさせてほしい。下の段になる園児の気持ちを考えたことがあるのか。いじめの助長にもなる。やるなら1段のピラミッドをやればいい」とクレームが入ったことがあるそうです。1段のピラミッドなんてやる意味があるのでしょうか……。
6. 新学年の部員募集を辞めろと要求
年中さんと年長さんによるサッカークラブのチームがある幼稚園で、4月から子供が年長さんになったモンスターペアレントから新しく部員を募集するのを辞めさせろと要求されたことがあったそうです。
何故なのか理由を尋ねると、新入生で上手な子が入ってきたらレギュラーを取られる子が出てきてしまうからとのこと。部員を募集しなければ翌年にはチームが潰れてしまうとは考えないようです。
7. テストの○が小さいとクレーム
幼稚園の保育参観で簡単なテスト問題が行われ、子供全員が満点を取ることができて円満に終わることができたそうなのですが、その後にモンスターペアレントからクレームの電話がかかってきたことがあったそうです。
その内容は「何人かの答案をチェックしたが、うちの子につけられた○が一番小さかった」というもの。何故そうなったのか説明を求められたそうですが、当然理由などあるわけがなく、納得してもらうまで大変な苦労をしたそうです。
8. うちの子が休むから学級閉鎖にしろと要求
クラスで風邪が流行っていた時、とあるモンスターペアレントの子供も風邪をひいてしまい、幼稚園を休むことになってしまいました。欠席の連絡はモンスターペアレントから電話で伝えられたそうなのですが、その場で信じられない交渉をされたそうです。
その内容は「頑張って無欠席を続けていたのに休むことになってしまった。学級閉鎖になれば欠席じゃなくなるから、今すぐに学級閉鎖にしてほしい」というもの。1人の皆勤賞を守るためにクラス全員を休ませたいという、とんでもない自己中っぷりにびっくりですね……。
みんなで先生を守ってあげよう
他にもまだまだたくさんの信じられないエピソードを聞かせてもらいましたが、今回はスペースの関係でここまでとさせていただきます。
モンスターペアレントの対策には本当に困らされることが多いそうですが、今回話を聞いた関係者たちに共通していたのは、なるべく味方をたくさん作るように心がけるという点でした。例えばモンスターペアレントがいるクラスで、他の保護者がみんな先生の味方になってくれる状況を作っておけば、モンスターペアレントが無茶な要求をしにくくなるそうです。
子供がかわいいのはわかりますが、まわりには迷惑をかけないようにしてほしいものですね。
*写真は本文と関係ありません。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/