とあるナチュラルローソンに通い始めて1年。レジ前に、「個人情報書類回収BOX」なるものを発見! 恐らく個人情報が記載された書類を入れるものであるに違いないが、一体誰が、どんなタイミングで使うのだろう…。そもそもこのBOX、一体いつから置いてあったのだろうか?

意外に気づかない? 「個人情報書類回収BOX」



調べてみると、都内の一部ナチュラルローソンに「個人情報書類回収BOX」の設置がスタートしたのは2013年10月。つまり、筆者が通い始めた当初からそこに存在していたということ。自分の視野の狭さに驚きだが、同じように今まで気づかずに過ごしている人も多いはず。

使い方は予想通り、個人情報が書かれた書類を入れると、秘密を保持したまま安全に処分してくれるという優れもの。「なんでもっと早く気付かなかったんだ!」と自分に叱咤しつつ、「個人情報書類回収BOX」を管理している株式会社デルエフの新井さんに詳しい話を聞いてみた。

「家庭で排出される個人情報書類は、ほとんどがリサイクルされずに可燃物として処理されています。そこでナチュラルローソンと手を組み、店舗に『個人情報書類回収BOX』を設置することで、適切な処理とリサイクルを可能にする取り組みを行うことにしました」。たしかに、新聞や雑誌などのリサイクルは一般的になってきたものの、家庭に届く郵便物や明細をリサイクルしようという気持ちはなかったかも……。

主な利用者について聞くと、「ナチュラルローソンで公共料金の支払いをした方が明細や領収書を入れたり、自宅に届いた郵便物やクレジットカードの明細をそのまま捨てたくないという方が利用しています」と新井さん。

なるほど、公共料金を支払った明細などには個人情報がたっぷり。わざわざ家に持ち帰って処理するより、その場でBOXに入れるだけで安全に処分してもらえるなら遥かに効率的だ。

1ヶ月に1〜2度、平均して1店舗あたり月間5〜6kg(A4用紙に換算すると1250枚〜1500枚)の量を回収・処理。今ではサービス開始当初の3倍の量となり、トイレットペーパーへのリサイクルで換算すると、全62店舗で月間2500個以上になるんだとか。楽チン&安全で、さらにリサイクルにもつながるなんて、一石二鳥どころの話ではない!

個人情報を処理するのは“機密文書処理のエキスパート”



でも、やっぱり気になるのは安全面。個人情報流出などの心配がないのか、過去にトラブルはなかったのか……恐る恐る伺ってみる。「BOXの設置場所がレジ前であり、弊社でのみBOXの鍵を管理していますので、第三者による持ち出しは難しいと思われます。もちろん、今までにトラブルはありません!」と力強いお言葉。

それもそのはず、デルエフは昭和29年から機密文書の廃棄処理を行っており、現在は機密文書専用のオートメーション化された自社処理工場を開設。国内最大級の大型シュレッダーで処理を行っている“機密文書処理のエキスパート”なのだ。企業の機密文書を処理する専門の会社があること自体を初めて知った私は無知なのかもしれないが、「上場企業や官公庁、病院や金融機関など情報管理に厳しいお客様が多いのですが、弊社のセキュリティレベルについては高い評価を受けています」とのこと。これで安心してBOXが利用できる。



ひとつ注意したいのは“誤って郵便物を投函しないように”ということ。ナチュラルローソンにはレジ前に郵便ポストも設置されており、間違えたら一大事だ。セキュリティの観点から一度投函された書類は返却不可のため、投函前に必ず確認してほしい。

現在は、東京にある一部のナチュラルローソンのみの導入だが、展開できる環境が整えば他の地域でもサービスを開始したいという嬉しいお話も。とにもかくにも、まずは都内でナチュラルローソンを見かけたら、レジ前をチェック! 「個人情報書類回収BOX」を見つけたラッキーなあなたは、サービスを活用してみてはいかがだろうか?
(カツウラアヅキ)