Doctors Me(ドクターズミー)- 気になる赤ちゃんの指しゃぶり、何歳までOK?

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赤ちゃんの成長は楽しみでもありますが「うちの子の成長は順調? 遅れてない?」と、気になることも多いですよね。指しゃぶりもそのうちのひとつではないでしょうか。 今回は、赤ちゃんの指しゃぶりをやめるタイミングなどについて、医師に話を聞いてきました。

赤ちゃんはいつから、なぜ指しゃぶりをするの?

赤ちゃんはお母さんの子宮の中にいる妊娠5ヵ月ごろから指をしゃぶっているとされています。手だけでなく、足の指やへその緒をしゃぶっていることもあり、超音波検査でその様子を見られることもあります。 指しゃぶりは
・手足を思う通りに動かすため ・生まれた後で呼吸をし、母乳やミルクを飲むため の練習であるとされています。 また、赤ちゃんには、口の周りに触れたものに本能的に吸い付く
吸綴反射(きゅうてつはんしゃ)が備わっており、指しゃぶりはこの一種と考えられます。 生まれてからも、赤ちゃんは頻繁に指しゃぶりをします。お腹が空いたとき、眠いとき、暇なとき、さびしいときなどに指をしゃぶることが多いようです。

歯が生えるころの指しゃぶり

赤ちゃんの歯は早ければ生後4ヵ月ごろ、一般的には6〜8ヵ月頃に、生え始めることが多いのです。歯が生えてくると指に歯が当たるので、親指の根本に指しゃぶりによる吸いだこができることもあります。しかし、流血するようなことがなければ特に心配ありません。 歯が生えてくる時期にむずがゆそうにしているようであれば、指の代わりになめたり噛んだりできるような
歯固めのおもちゃを与えてもよいでしょう。 赤ちゃんも使えるウェットティッシュやアルコール除菌製品で、赤ちゃんの手やおもちゃをきれいにしておくと衛生的に安心ですが、ハイハイするころには、ある程度の細菌に耐えられる「抵抗力」がついていますので、神経質に指やおもちゃを消毒しすぎなくてもいいでしょう。

1歳以降の指しゃぶり

1歳を過ぎ、自分でいろいろなことができるようになってくると、指しゃぶり以外の方法で気持ちを落ち着かせることができるようになり、指しゃぶりは減ってくることが多いようです。 乳歯が生えそろう1歳半〜2歳ぐらいまでは、特に止めることなく好きなように指しゃぶりをさせてよいとされています。 3〜4歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりをする場合は、出っ歯や空きっ歯など、
歯並びや噛み合わせへの影響が心配になってきます。 また、何か精神的に
不安や欲求不満が大きくて、指をしゃぶらずにいられないという可能性もあります。単なる癖として残っているだけということもありますが、赤ちゃんをよく見守って、原因を考えてみるといいでしょう。 最近のおしゃぶりは、歯並びに影響を与えないように工夫したものが販売されていますので、一時的な対策としては使えるかもしれません。

指しゃぶりの対策例

なかなか指しゃぶりがやめられない場合、参考として以下のような対策案があります。
1.シールなどを貼る 絆創膏やシールを貼ったり印を書いて指を目立たせ「吸ったらいけなかったんだった」と子どもに意識しやすくする(絆創膏やシールを飲み込まないように注意) 。
2.手袋、ミトン、靴下などを手にはめる 眠っているときに、無意識に指しゃぶりしないように、という対策になるかもしれません。

医師からのアドバイス

指をしゃぶっているのを見つけるたびに親が「やめなさい」と言うのでは、親も子どももお互い嫌な感じがしますし、隠れて指をしゃぶるようになるかもしれません。 できたらお子さんが自分で指しゃぶりを止められるように、指しゃぶり以外の方法で心を満たすことができるようになるとよいですね。 (監修:Doctors Me 医師)