“微笑みの貴公子”のプレーにギャラリーの目は釘付けになった(撮影:上山敬太)

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<三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目◇12日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>
 国内男子ツアー『三井住友VISA太平洋マスターズ』3日目、松山英樹、パク・サンヒョン(韓国)とともに最終組を回った現在賞金ランク5位のソン・ヨンハン(韓国)は“68”と4つスコアを伸ばしてトータル14アンダー単独2位に浮上。しかし、トータル20アンダーまで伸ばした松山との差はスタート時の“3”から“6”に…。だが、「今日もスタート前は勉強したいと思っていました。明日も勉強しつつ、自分のゴルフをします」と同い年の怪物との2日間連続のラウンドを歓迎した。
スピースを破って手に入れた初勝利に笑顔のヨンハン
 
 米ツアーでの練習ラウンド経験はあったが、試合では初めて松山と回ったヨンハン。18ホールのなかで最も感じた凄さは“ピンチのときの集中力”。6番で松山がティショットを右へ曲げ、パーパットが3.5mとなるボギーもありえる状況。ヨンハンも「ボギーにするかもしれないと思った」というが、松山は見事にパーセーブ。「本当に集中力が凄い。最終18番も2打目がグリーン奥にいきましたが、アプローチで寄せてくる。英樹は本当に凄いです」と賛辞を惜しまなかった。
 ヨンハンも負けじとギャラリーを沸かせた。序盤の4番パー3ではファーストパットがカップ淵でストップ。ボールが半分入りかけた状態だけに、ジッと眺めるも落ちる気配はなく、大げさに天を仰いでギャラリーを笑わせると、タップインするため松山のラインを踏まないようにグルリと大回りでカップ反対側まで向かい、入れるまでにもう一度覗き込む仕草。すこしおちゃめな演出でギャラリーを楽しませた。
 最終18番をバーディで締めて単独2位。松山からも「パットは入っていた。ショットのミスがなくなれば怖い存在」と言わしめただけに、少しでも競り合ってその名を知らしめたいところだ。
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