ベンチからオマーン戦を見守った長友は、新戦力の台頭を歓迎。「若い選手が出てくることによって刺激を受けて頑張ることもできる」とも語った・写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「若い選手たちのなかには躍動している選手もいましたし、嬉しい気持ちになりましたね。僕らが代表に入ってきた時のような『ギラギラ』した感じが何人かの選手に見られたので、嬉しいなと思いながら見ていました」

 体調不良でオマーン戦をベンチから見守ったDF長友佑都は、新戦力の台頭についてこうコメントした。4-0で快勝したこの試合では、2得点を決めた大迫勇也、そのいずれの得点をお膳立てした清武弘嗣など「ロンドン五輪世代」が躍動。彼らがチームを引っ張ったという事実は、世代交代が上手く進まず閉塞感が漂う今の日本代表にとって好材料とも言える。

 一方で、本田圭佑や香川真司ら長らくA代表を牽引してきた「北京五輪世代」にとっては危機迫るものを感じずにはいられないだろう。そのひとりである長友も同じ想いに駆られているだろうが、「早かれ遅かれその時は来る」としたうえでこう続けた。

「若い選手が出てくることによって刺激を受けて頑張ることもできる。僕らが代表に入ってポジションを奪ってきた時のように、僕らから若い選手がポジションを奪わないといけない」

「30歳近い選手が何年も試合に出ていることが、世代交代や底上げが上手くいっていない証拠でもある。それは日本サッカー界にとっても良くないことなので、僕らをどんどん押しのけていくくらいの選手が出てこないと厳しい」

 新戦力の台頭を歓迎する反面、長友には『まだまだやれる』との想いもある。コンディションは「もう大丈夫です」と宣言したSBは、15日のサウジアラビア戦でのチャンス到来を虎視眈々と狙っている。

「(試合出場への心構えは)どんな時も変わりません。チームのために貢献するっていう。自分のコンディションが良い時も悪い時もあったりしますけど、どんな時も目の前のことをやるだけ」

 怪我やコンディション不良が重なり、アジア最終予選ではいまだ出番がない。長らく左サイドを不動にしてきた長友に、果たして出場機会は訪れるだろうか。

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