「愛国」というキーワードを見聞きすると真っ先に想起するのは、中国や韓国のことではないだろうか。実際はさておき、両国の一部市民について愛国心を何よりも大事にして生きているようなイメージを抱きがちだが、中国メディア・和訊網は11日に韓国市民の愛国的なイメージは、現実とはかけ離れたものであるとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 「愛国」というキーワードを見聞きすると真っ先に想起するのは、中国や韓国のことではないだろうか。実際はさておき、両国の一部市民について愛国心を何よりも大事にして生きているようなイメージを抱きがちだが、中国メディア・和訊網は11日に韓国市民の愛国的なイメージは、現実とはかけ離れたものであるとする記事を掲載した。

 「韓国人はどうして日本車を買わないのか」と題したこの記事はまず、筆者が韓国を訪れた際、ある大学教授にタイトル通りの質問をしたことを紹介。この質問に教授が「なぜそんなこと聞くのか」と驚きを見せたとするとともに、「韓国人が韓国車を買うのは、質も値段も理にかなっていてサービスも良いからだ。それは愛国とは関係ない。もし韓国車が欠陥だらけなのに高価だったら、誰が愛国を叫ぼうが買う人などいない」との答えが返って来たことを伝えた。

 また、この教授が「韓国人が愛国心から韓国製品を韓国製品を買うという中国メディアの伝え方は、中国人の考え方で韓国人を見ているに過ぎない。韓国人はそんなに政治化していない」とも語ったことを紹介している。

 さらに、江原道を訪れた際に米韓自由貿易協定(FTA)に反対する「農民」たちのデモに遭遇したことにも言及。デモに参加して過激な行動に出ていたのが「本物の農民ではなく、プロの活動家である可能性が高い。小泉純一郎元首相の靖国参拝で手の指を切ったのも、彼らだ」とした。

 そして、農民によるFTA反対は決して愛国的な意識ではなく、完全に彼らの利益を考えてのものであり、逆に非農民の韓国市民は「安いコメが食べられれば良いじゃないか」と認識し、農民が騒ぐことで自らの生活に影響が出ると考えていると指摘。「立場によって利益が異なる。これこそ真実の韓国なのだ」と論じた。

 記事はこのほか、日本が何か波風を起こした時には往々にして中韓が共同で声をあげるが、「同時に彼らは生活のことを忘れてはいない。国際交流において利益が何よりも大切なのだ。韓国ではタクシー運転手でさえその点をちゃんと認識しているゆえ、日本の観光客に対してより丁重になろうとする」と説明。この点について軽視したり、忘れてはならないとした。

 一般市民にとって本当に大切なのは、毎日の自分たちの生活をどう過ごすか。これは、日本人だって中国人だって、そして韓国人だって同じなのである。韓国のデモで過激な行動に出る「プロの活動家」は、それで飯を食っている。そうでない市民は、時としてネット上などで過激な言論をしつつも、自分の仕事や暮らしのことを第一に考えている。過激な言論は往々にして暇つぶしやストレス発散のためのものなのだ。時に本当に愛国心や民族意識が高まることもあるかもしれないが、普段から意識しっぱなしではないということを、忘れてはいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)