Doctors Me(ドクターズミー)- 頭を悩ませるフケは2種類ある!原因に合わせた対策で清潔な頭皮に

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季節の変わり目や特に冬の乾燥した時期、気になる悩みが「フケ」。スーツや制服の肩の部分にフケが落ちていると、他人の目も気になるものです。

「フケ=不潔」というイメージを持たれがちですが、実際はどうなのでしょうか。今回は、知っているようで知らない「フケ」について、その原因や対策方法をご紹介していきます。

要チェック項目


□フケには2つの種類が存在する
□「乾性フケ」は洗いすぎないこと
□「脂性フケ」はしっかりと洗うこと

「フケ」とは古い角質が剥がれ落ちたもの

わたしたちの皮膚(角質細胞)は常に生まれ変わっています。当然、頭皮も皮膚の一部ですから例外ではありません。

通常、頭皮は約4週間程度を1サイクルとして生まれ変わっており、これをターンオーバーといいます。このサイクルであれば目に見えないほどの小さな角質が剥がれ落ちるため目立つことはありません。

しかし、何らかの理由で4週間というサイクルが早まると、本来であれば剥がれ落ちないはずの未熟な角質までゴッソリと一緒に剥がれてしまいます。

これは目に見えるほどの大きさのため、それがフケとなっているのです。厳密に言えば、正常のサイクルで剥がれ落ちる目に見えない小さな角質もフケと呼ばれるため、本来、フケは誰にでも発生するものです。

フケの出る原因は頭皮のトラブルであることが多い

フケは頭皮のトラブルによって発生することが多いものです。乾燥肌の人は冬場になると手が荒れてヒビ割れが発生したり、ガサガサになることも多いと思います。

また、例えば薬剤によって肌が荒れてしまったり、脂っこい食事を摂りすぎるとニキビや炎症の原因になることも。他にも雑菌が傷口から入って炎症を起こしたり、ストレスなどで免疫力が弱くなると肌が荒れるということもあるでしょう。

それと同じ状況が頭皮でも起きていて、フケが発生する原因となっているのです。あまりにも症状が悪化すると、抜け毛や脱毛などの症状を発症する可能性もあります。

「乾性フケ」と「脂性フケ」2つの種類がある

乾燥肌と脂性肌があるように、頭皮にも2つの傾向があります。フケにも同様、「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

乾性フケ


パラパラと頭髪から落ちてくるフケが特徴です。本来必要な量の脂分が頭皮になく乾燥しているため、細菌が繁殖しやすい状態にあります。

それによって頭皮が荒れやすく、ひどい場合は頭皮に炎症を引き起こす恐れもあります。

脂性フケ


乾性フケとは反対に頭皮の脂分が過剰に分泌され、フケ自体が湿り気を持った状態であることが特徴です。

一般的に「フケ」と聞くと頭髪からパラパラと落ちてくるものを想像する人が多いと思います。

しかし、この脂性フケはベタベタしているため、一見はフケが出ているように見えないことも多く、シャンプーした際にベタッと固まった状態で取れることもあります。

ちなみに自分がどちらのタイプなのか分からない場合、皮膚科で診断を受けることができますので相談してみてください。どちらのタイプなのかによって対策方法も変わってくるため、これは非常に重要です。

フケによって「かゆみ」や「痛み」を引き起こすことも

フケは頭皮トラブルによって発生するため、皮膚と同じように「かゆみ」や「痛み」を伴う場合もあります。

しかし、痛みを伴うケースは非常に稀で、かゆみの症状を訴える人が圧倒的です。頭皮をかくと更に悪化してフケが止まらないという悪循環にも陥りがちです。

フケの正しい治し方

乾性フケと脂性フケ、それぞれで治し方も変わってきます。

乾性フケの治療法


・シャンプーの回数を減らしてみる
・日常的に使用している整髪料などがあれば使用を控える
・シャンプーを変えてみる(低刺激タイプのもの)
・十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動を心がける
・ストレスを溜め込まないようにする

脂性フケの治療法


・シャンプーの回数を増やしてみる
・日常的に使用している整髪料などがあれば使用を控える
・シャンプーやコンディショナーはしっかり洗い流す
・コンディショナーはできるだけ頭皮につけない

基本的にこれらを実践することでフケは改善するケースがほとんどです。最も重要なポイントは、乾性フケの場合はシャンプーの回数を「減らす」こと、脂性フケの場合は逆に「増やす」ことです。

乾性フケは適度な脂分を頭皮に残さなければならないので、洗いすぎは厳禁です。脂性フケの場合はしっかりとしたシャンプーで頭皮を清潔に保つことで改善することが多いです。

この部分を間違えてしまうと、症状が悪化してしまうので注意してください。

フケに対する正しい治療と予防を

フケにも「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があることを知らない人も多かったのではないでしょうか。今回ご紹介した対策方法でも改善しなかった場合は、頭皮の疾患である可能性もあります。

その場合は皮膚科医の診察を受けてください。疾患ではない場合も皮膚科ではフケ治療薬を処方してくれる場合もあるため、一度相談してみることをおすすめします。

頭皮も皮膚の一部です。肌のお手入れを大切にするように、頭皮のケアも大切にしていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)