<伊藤園レディス 2日目◇12日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「伊藤園レディス」でこの日2つ目の珍事が起こった。上原彩子が追加ローカルルールの“リフト&クリーン”の処置を誤り、初日のスコアに+68打罰をかされることになった。
アクシデント続出…「伊藤園レディス」2日目フォトギャラリー
 
 昨日の雨で地面はぬかるみ、第1ラウンドと第2ラウンドではボールを拾い上げて汚れを拭き取りリプレースする“リフト&クリーン”が認められていた。上原は昨日、ボールを拭いたあと球を拾う前にあった場所に戻すリプレースではなく、1クラブレングス内にプレース(プリファードライ)していた。
 米ツアーではこのプリファードライが通常。この日の朝、スタート前に第2ラウンドも“リフト&クリーン”が認められるという説明を受けた際に、ふと「プレースでいいのか」質問し、処置の間違いが発覚。ホールアウト後に、第1ラウンドのスコアに罰打がかされた。
 追加ローカルルールの処置の誤りは2打罰。上原は昨日に本来とは異なるスコアを提出しており、本来であればゴルフ規則6-6dにより競技失格となるが、6-6dの特例に罰を受けていたことを知らずに提出した場合は失格にはならないという、今年から適用された項目があり失格とはならなかった。
 上原にはプレースを19回行なった38打罰、また6-6dに違反した場合も2打罰となり、これは計15ホールで30打罰。合わせて68打の罰がかされる事態となった。これで初日のスコアは141、これは1988年のツアー制度施工後のワーストストロークとなる。
 この事態に上原は「私の確認ミス」ときっぱり自らの非を認めた。米ツアーならば問題なかったが日本では処置が違い、世界で戦うものとして「先入観を持たず、これからはきちんとルールを確認します」と自らを戒めていた。
【ゴルフ裁定集6-6d/6より抜粋】提出したスコアカードに罰打を加えていなかったことが競技終了前に発覚した場合
 競技者がスコアに罰を加えることを怠った場合には競技失格となる。その競技者が罰を受ける結果となることを知らなかった場合、規則6-6d例外が適用となる。その競技者は違反によって打罰を受け、委員会はその競技者のスコアに規則6-6dの違反についてさらに2打の罰を加えなければならない。
【1988年以降のワーストストローク記録】
■2016年「伊藤園レディス」初日:上原彩子(141)
■1989年「anクイーンズ」初日:伊藤智子@(109)
■2013年「日医工女子オープン」初日:新田千夏@(107)
■1995年「東鳩水産レディス北海道」2日目:高瀬君代@(102)
■1988年「週刊女性・JUNON女子オープン」2日目:片山道子@(100)
※ワースト5人を抜粋