試合後に言葉をかわす本田(左)と岡崎(右)。下の世代の勢いに押され気味だが、サウジ戦では意地を見せられるか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 長く日本代表の中軸を担ってきた「北京五輪世代」。しかし、ここ最近はあまり元気がない。
 
 もちろん、西川周作や吉田麻也といった“不動”の選手はいる。その一方で、攻撃陣のメインキャストを張ってきた本田圭佑や岡崎慎司は、オマーン戦で輝きを放てなかった。長友佑都にいたっては、体調不良でオマーン戦の前日練習を休んでいる。
 
 本田はここぞの勝負強さに陰りが見える。決定機をモノにできず、球際で競り負け、相手をかわし切れずにボールを奪われる。
 
 岡崎はリーチのかかっている“50点目”をいまだ達成できていない。60分から途中出場し、2本のシュートを放つも、インパクトは薄かった。
 
 4点を奪ったオマーン戦。内訳を見ると、大迫勇也が2ゴール、清武弘嗣が1ゴール、小林祐希が1ゴールと「ロンドン五輪世代」が躍動した。さらに、結果は残せなかったが、浅野拓磨や久保裕也といった「リオ五輪世代」も生きのいいプレーを見せていた。
 
 下からの突き上げは歓迎すべきことだ。世代交代が進まなければ、チームはただ歳をとるだけで、尻すぼみしていく。
 
 しかし……。
 
 幾多もの修羅場を潜り抜け、日本サッカーの一時代を築いてきた何人かの「北京五輪世代」は、このままフェードアウトしていくのか。
 
 サウジアラビアとの大一番は、彼らの存在価値を示す場でもある。意地を見せてほしい。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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