外こもりも難しい

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仕事や学校へ行かず、家でぶらぶらとしている人のことを、引きこもりということがあります。対して、外こもりという言葉があります。これはなんでしょうか。

外こもりとは?

外こもりとは、物価の安い海外の国へ行き、そこで長期間滞在する人のことをいいます。お金がなくなったら、日本へ戻ってきてまとめて出稼ぎをして、また海外へ戻っていく人々のことです。外こもりが多い国としては、タイなどがよく知られていましたが、最近では長期滞在が難しくなっています。これはタイ政府がビザ発給を厳格化したことによります。

外こもりは不良外国人?

タイ政府にとって、観光客がお金を落としてくれることは大歓迎のはずです。けれども、外こもりはほとんどお金を使うことなく、インターネットでビジネスをして利益を得ても納税はしないし、タイ政府にとっては迷惑な不良外国人でしかないのです。ネットニュースを読んだり動画サイトや無料のゲームを楽しんだり、日本の家で引きこもっているのと同じような感覚で海外でも過ごし、どうすれば長く滞在できるかを考えるばかり。けれども最近は長期滞在が難しくなったため、タイ人と偽装結婚をして長期滞在を、と考える人まで出てくる始末。

物価の安さが魅力

何よりも外こもりの魅力といえば物価の安さでしょう。日本ならばワンコインランチ、500円くらいの食べ物が、現地ならば一食100円以下で食べられます。お菓子やジュース、あるいはビールやタバコなども日本よりも安い値段で手に入りますので、食べる分には困りません。

なぜ外こもりをするのか?

なぜ、外こもりをするのかといえば、日本に居場所がない、生きづらいといった思いを抱えている人たちが多いためでしょう。外こもりたちのさまざまなケースを追った書籍、下川裕治「日本を降りる若者たち」(講談社現代新書)などを読むと、もう全員が中流の暮らしができるような豊かな国日本というモデルは、とっくに存在していないのだということがわかります。生きやすい国づくりが今後の課題でしょう。