吉田はコンビを組んだ代表初先発の丸山(2番)をリードし、オマーンを無失点に抑えた。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本4-0オマーン/11月11日/カシマ
 
 “テスト”色の濃かったオマーン戦、日本はA代表デビューの永木亮太や初先発の丸山祐市、大迫勇也、斎藤学といった常連組以外のメンバーを中心にスタート。後半にはリオ五輪世代の浅野拓磨や久保裕也、ロンドン五輪世代の原口元気や小林祐希が入り、顔ぶれが一気に若返った。28歳の吉田麻也にとって、その状況は斬新だったようだ。
 
「後半15分過ぎから、自分がグッと年上に感じましたよ(笑)。ザックさん(アルベルト・ザッケローニ監督)の時はあまり(メンバーを)イジらなかったし、A代表でこれだけチャンスをくれる監督はなかなかいない。若手にとってはいいんじゃないかな」
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、新たなメンバーを心配していたそうだが、吉田には大迫と齋藤はやれるという確信があった。そして、約1年半ぶりの代表復帰で、いきなり2ゴールを決めた大迫の活躍は、チームを活性化する“スパイス”になると考えている。
 
「サコと学はワールドカップに選ばれているし、大舞台も経験しているので、あまり心配していませんでした。競争意識を芽生えさせるという意味で、新しい選手が来てこうやって点を取るのは、チームにとってすごく刺激になる。特に2点目は、流れもゴールに至る前の過程もすごく良かったので。あとはチャンスを掴めるかどうかじゃないですかね」
 
 オマーン戦前日、帰国中の内田篤人が日本代表を激励に訪れた。ハグを交わしたという吉田は、1年半以上に渡る右膝のリハビリ生活を乗り越え、シャルケでの復帰が近づいている“盟友”を引き合い出し、さらなる競争の激化とチームのレベルアップを求めた。
 
「ウッチーが復帰するまでに、ワールドカップ(出場)を決められるように、こっちはこっちでしっかりやらないといけない。ウッチーが帰って来れないくらいの競争が芽生えればいいなと(笑)」
 
 果たして、11月15日の最終予選・サウジアラビア戦をそのきっかけにすることができるだろうか。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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