原口元気(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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11日のオマーン戦を前に、齋藤学は原口元気を「イラクの時もオーストラリアの時も、あそこ(左サイドFW)で違いを作っていた選手」と評していた。オマーン戦ではその齋藤が左サイドFWとして出場。多くの決定機を作り、守備では最終ラインにまで戻るなど幅広い動きを見せていた。

74分、齋藤に代わって原口の出番がやってくる。4試合連続ゴールの期待がかかっていたが、残念ながら自らネットを揺らすことはなかった。それでも90+4分、クロスで小林祐希の得点をお膳立てして見せた。

最近の日本代表の攻撃を牽引している原口だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は決して最初から原口を攻撃の軸に据えようとしていたわけではない。右SBとして投入したり、ボランチとしてもプレーさせた。それでも原口は結果を出して、自分の好きなポジションを手に入れた。

この試合での自己評価を聞かれた原口は、「評価できるほどプレーしてない」と謙遜する。連続ゴールは意識していなかったのだろうか。「意識してないですけど、毎試合取りたいので、今日も取りたかったですけどね」と悔しがる。そのアグレッシブさは得点を取らなければポジションを確保できないと思っているからか。

答えはイエスともノートも取れるものだった。

「僕、点取るだけの選手じゃないし、他の仕事量もやりたい、たくさんいろんなことでチームに貢献したいと思ってる」のだという。だが一方で「わかりやすく評価されるのは得点なので、取りたかったと思います」と考えているそうだ。

では、出場時間がもっとほしかったのではないか。ところが、そうではなさそうだ。メンバー発表記者会見のときに、監督は原口に疲れが出ていることを語っていた。監督は同じ話を原口にしたそうだ。だから原口の出場時間を短くしたのだろう。

そして、原口は90分間プレーしなかったことで、「ものすごく体がフレッシュになってきたし、もう一回ここからパワー出せるかなと思います」という。さらに「メンタル的にも、今日外からみんなの良いプレーを外から見れて、またやらなきゃなという気持ちが増した」と語っていた。原口にとってオマーン戦は、出場しない時間から得たものも大きいという試合だったに違いない。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ 原口元気

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 原口元気

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 原口元気

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 齋藤学

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 齋藤学

(撮影:岸本勉/PICSPORT)