ボランチの位置から積極的に攻撃に絡んだMF山口蛍

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[11.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0オマーン カシマ]

 立ち上がりからボールを保持するチームにおいて、いつにも増してアグレッシブな攻撃参加が光った。ダブルボランチの一角としてプレーしたMF山口蛍(C大阪)が積極的に前に行ってはチャンスに絡んだ。

 シュートまでいったのは前半30分だ。FW齋藤学が左サイドをえぐり、中央へ折り返すと、山口がペナルティーエリア内でヘディングシュート。相手GKに弾き出されたが、ゴールに迫る姿には迫力があった。

 積極姿勢が得点につながったのは前半41分のFW大迫勇也の2点目。FW本田圭佑にヒールでパスを預けて自身はペナルティーエリア内へ。本田からMF清武弘嗣、大迫と渡って2点目が生まれた。

「守備だけでなく、前へ出て行くことも求められていたと思う。前半からボールを握れる時間帯が多くなるというのは想定していた。流れの中で点を取れたのは良かった」

 最も自信を持っているノーファウルでボールを奪うという部分を見せたのは当然ながら、「オマーンはフィジカルが案外強かったが、その中で球際も全員いけていたと思う」と、チーム全体の戦いぶりにも手応えがあったようだ。

 守備では、デュエルだけではなく、DFラインに仕事をさせないほどのカバーリングも光った。「後半にキヨくん(清武)とか(本田)圭佑くんとかが徐々に交代していったあたりから落ち着きが少しなかったなと思う。そこで取られてカウンターを食らうシーンもあったので、そこはゼロにしていきたい」

 前半はMF永木亮太と組んで積極的に前へ行き、MF小林祐希が入ってからはボールを受けたい小林を自由に動かすなど、ダブルボランチのバランスづくりという役割も無難にこなしての90分フル出場。「サウジ戦で出るチャンスがあればもっとシビアに追求していきたい」と満足はせず、前を向いた。

(取材・文 矢内由美子)


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