後半26分から途中出場し、A代表デビューを果たしたFW久保裕也

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[11.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0オマーン カシマ]

 スイスでの好調ぶりをA代表デビュー戦にぶつけた。直近3試合連続ゴールで今季通算5得点目を挙げての凱旋帰国となったFW久保裕也(ヤングボーイズ)が後半26分、MF清武弘嗣と交代で途中出場。4-2-3-1から4-4-2にシステム変更したピッチで2トップの一角に入ると、その後は右サイドハーフに移り、欧州仕込みの積極的な攻撃姿勢を表現した。

 投入直後の後半27分、FW浅野拓磨のパスが相手DFに当たったこぼれ球をゴールに背を向けて受けると、キープしながらシュートコースを見つけて左足を一閃。ゴール左を狙ったシュートは相手GKに弾き出されたが、ピッチに立ってからわずか1分後のシュートには意欲があふれていた。

「ピッチに入った瞬間から狙っていこうと思っていた。点を取りにいこうと思っていた。決めるチャンスもあったので、決めたかった。もったいなかった」

 決め切れなかった反省が口をついたが、20分あまりの決して長くはないプレータイムの中で持ち味の一端を示すことができたことには安堵している様子。「思ったよりやれたかな。次だと思う」と手応えを感じさせる表情を浮かべた。

 ハリルホジッチ監督からは「とにかく裏に抜けろ」と言われた。22歳での代表デビュー。「あまりそういうのは考えずにいつもどおりにやった」と話す口調には落ち着きがある。

 ザックジャパン時代の12年2月、弱冠18歳でA代表に初選出されたが、その後、フル代表からは遠ざかり、デビューまでには長い年月を要した。「選ばれたときは常に勝負だと思っているが、今回はそんなに緊張せずに普通に入れたので、そういう部分でももっとやれたかなと思う。もっと仕掛けてシュートという局面を何回かつくれるようにしたい」。その声は4年9か月前よりはるかに力があった。

(取材・文 矢内由美子)


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