希美まゆ(写真中央)、麻雅庵(同右)、牛頭P(同左)は絶妙に息の合ったトークを展開してくれた

写真拡大

12月2日(金)、ワンマンライブを開催するセクシー女優・希美まゆと、業界ライター・麻雅庵、“みるじぇね”プロデューサー・牛頭(ごず)めぐみのインタビュー後編。

「小学生の頃から歌をやりたいと思っていた」と語る希美

【インタビュー前編はhttp://news.walkerplus.com/article/92392/】

――希美さんはずっと歌をやりたいと思っていたそうですね。

希美:小学生の頃から歌をやりたいと思っていて。当時聞いていて影響を受けたのがB'zさんや宇多田ヒカルさんで…。小学校、中学校の時は特に何もやってなくて、本当に曲を聴いてたくらい。高校からですね、学校の友達とカラオケに行くようになって。週6〜7回、ほぼ毎日のようにフリータイムで。その友達はポリープが2つできてましたが、私はできなかったんですよ(笑)。

――それも才能かもしれないですね。よく歌い手さんを尊敬されていると話されていますが、その真意はどういうところにあるんですか?

希美:なんで歌い手さんのことを尊敬しているかっていうと、歌の技術はもちろんですけど、感情の込め方が上手いから。1〜2年前かな、りょーくんっていう歌い手さんがカバーしてた「永遠花火」という曲を聞いて。後から調べたら年下だったんですけど(笑)、包容力のある大人っぽい声がすごくグサッと来たんです! オリジナル曲を歌うアーティストさんもみなさん上手いのはもちろんなんですが、私が聞いてて「歌に感情を込めるってこういう感じなんだ!」って気付かされたのが歌い手さんだったんです。歌への愛が感じられるんですよね。

――カバーしてる側だからこその愛情の深さがあるんでしょうね。

麻雅:のんちゃんは個性を付き通していくんじゃなくて、歌によってちゃんと変化させられるから、全然違うイメージの曲でも歌いこなせると思う。技術探究心が強いんじゃないかな。毎回何時間もカラオケに行くのもそうだし、レコーディング好きなのもそうだけど、チェックして半音ズレとかを直したりして、また繰り返し歌い続ける…それを苦にしない人はなかなかいない。普通はイヤになっちゃいますよ。

希美:好きな物に対しては負けず嫌いだから…。

――ワンマンライブまで、気付けば1カ月を切りましたね。

牛頭:根本的には第1回の沖田さんの時と同じコンセプトで、お客さんの聴き足りなさを解消するのと、本人のやりたいセットリストから演出まで全てを考えて組んでもらって、みんなが満足できる形にしたいですね。今回も12曲です。なんとなく方向性は見えてきて…今セットリストを詰めているところ…かな?

希美:曲が決まったら、その曲を入れ替えて何通りも聴いてみて、「この順番だ!」ってセットリストを決めました。すっと入ってくるっていうのかな、演奏が終わった後に違和感がないように…聴き心地の良さを意識しましたね。

麻雅:インターミッション(=曲間)まで考える女優さんなんてあんまりいないんじゃないかな。曲と曲とのつなぎっていうのは聴き続けてるからピンとくるんだと思う。聴いてすぐ覚えられるとは思うんですけど、それをそのまま歌ったところでどんどん違う曲になっていってしまうんですよ、“聴く”ことの大事さに気付いてる人って少ないんじゃないかな。

――少しでいいのでワンマンライブで披露される曲のヒントを…。

牛頭:実は私の大好きな曲を歌っていただけるんです(笑)。

――プロデューサーの職権乱用ですか!? (笑)

牛頭:いえいえ、私だけそんなことするなんて…。でも世代が一緒ですからね。

希美:オリジナル曲以外で、今までライブでカバーした曲も入っていますね。

牛頭:すごく好評だったあの曲を…。

――カバー曲っていつもライブに向けてどう練習されるんですか?

希美:曲が決まったら、自分が歌って練習するよりもやっぱり聴くかな。そのアーティストさんが歌ってる他の曲も含めてたくさん聴き込みます。それで雰囲気をつかんでから、一番かっこいい歌い方を探っていく感じですね。

――では、セトリの逆ヒントというか、外した曲って例えばどんな曲があるんですか?

希美:ボカロの曲で「エンヴィキャットウォーク」(初音ミクのオリジナル曲)ですかね。早口言葉みたいな曲なんですけど、自分ではまだ歌えるレベルじゃないなって。早口言葉…滑舌悪いから苦手なんです(笑)。

――いつか披露されることを期待しています!

麻雅:編成はもう決まってるの?

牛頭:キーボードとドラムとベースのトリオです。ベースはウッドベースですよ!

麻雅:最近やっとアコースティック編成ライブが定着してきましたよね。聴かせる曲が多いから楽しみです。

――前回のアコースティック編成のライブ、「ひかり」がこれまでで一番歌いやすかったって仰ってましたね。

希美:歌っててすごく気持ち良くて、自分の中では一番良かったです。めちゃくちゃ楽しかったです。テンション上がっちゃって(笑)。個人的にはバンド編成よりもアコースティック編成の雰囲気の方が好きかな。歌詞も見られるし(笑)。

麻雅:あれは歌詞を見る用じゃなくて譜面を置く用のものだからね!

牛頭:前回は、事前にバンドメンバーと一緒にアレンジリハーサルをやったのが大きかったかもしれませんね。希美さんは「ストレートカバーがいい」って仰ることが多かったんですけど、リハでは「こうやったらかっこいいよ」「ここにドラム入れて…」というバンドメンバーの提案に、希美さんが「あ、それかっこいい!」って試行錯誤したりして、本番を迎えられたんですよね。確かに私が見てても、「あ、今日すごくテンションが高い!」って感じたし、楽しんでいただけてるなって思ってました。

麻雅:え、のんちゃんのテンションの変化が分かるの?

牛頭:分かりますよ〜。

希美:顔に出やすいから(笑)。

麻雅:「ひかり」はレコーディングも立ち会わせてもらいましたが、これも“なんとなく”じゃ覚えられないとてつもなく難しい曲だと思いますよ。だからバンドの人も譜面に起こすの苦しいんじゃないかな。

希美:確かに思い返すと…難しかった〜。今は歌い慣れ過ぎて一番安定の曲ですけどね。でも最初覚えるのめっちゃ大変だったかもしれない。もう当時の記憶は薄れてますが…。

麻雅:俺は缶チューハイ持ってたのは覚えてるよ(笑)。

牛頭:希美さんは、私が言うのもなんですがレコーディングが一番好きって言ってますよね。

――ライブのPがそんなことを言っていいんですか…! でもその話聞きたいと思ってました。レコーディングとライブ、それぞれの楽しさは?

希美:レコーディングはカラオケの高級な大人バージョンってイメージですね(笑)。ライブはちゃんと歌えたときは気持ちいいし、ファンの人たちとも交流できて、やってよかったなって思う。自分を成長させてくれる場所かな。MCは大変ですけど…。

――前回カンペを取り出してましたもんね。

希美:そうなんです…。

麻雅:一人だと大変だよ。杏梨ちゃんでさえ段取りが吹っ飛んでたからね。

牛頭:確かにこれまで見たことないくらい緊張されてましたね。

――でも勝手なイメージですが、ご自身のファンばかりで“ホーム”の状態だと、逆に緊張されなさそうって思ってます。

希美:そうなんですよ〜一人は初めてだからうちも未知なんですけど。でも今言ってくれたように、私のことが好きな人ばかりが来てくれるホームだから。いつものツイキャスみたいにじゃないですけど、結構しゃべりやすいかもしれないです! でもどうなるのか本当分からない…。

麻雅:お酒飲んでいいよって言われたらどうする?

希美:でも飲むとトイレ行きたくなっちゃうから…(笑)。

麻雅:声の影響じゃないんだ。

希美:声はお酒飲むと良くなりますから!

――希美さんご自身が感じられてる課題ってありますか?

希美:えっと…とにかくかっこよく歌えるようになりたい。声だけじゃなくて、緊張するとモジモジしちゃうのとか、そういうのも含めてかっこよく! 頑張ります…。

――作詞や作曲という方向は…。

希美:「ラブレター」で初めて作詞しましたが、やっぱり難しかったです。伝えたいことが蓄積されていったらまたやりたいけど…今は歌う方に専念していたいですね。

――お二人から今後の希美さんに期待されることは?

麻雅:俺自身は緊張してる姿が続く方がいいと思うんです。個人的に一番ダメだと思うのは、ステージ前に緊張しない人。そういう人ってフワッと出てフワッと終わっちゃうんですよ、それだとただのカラオケ大会だから…。裏でガチガチになってる人の方が、ちゃんとしたものをステージで残してきてるなって感じるかな。だからのんちゃんは、このまま素直に伸びていってほしい。

牛頭:“みるじぇね”ライブに出てくださってる方はみんな緊張の仕方は違うんですけど、みなさんそういう感じで準備されてますね。真上にグンって急成長しなくてもいいので、ベースの力を広げつつ右肩上がりに伸びていってほしいですね。そうすると最終的な蓄積量は格段に違ってくると思います。そして、やっぱり根本的に歌が好きっていうのが強みですね。CDで聞いてもらうのももちろんうれしいですが、「希美さんはやっぱり生で聞くのが一番」って本当によく言ってもらえるんです。“生”で歌うことに魅力がある方だと思います。歌唱力も伸ばしつつ、無理にMCとかしなくていいのでパフォーマンス力も上げてもらって…そこが伸びれば一気に成長するんじゃないかなと期待しています!

麻雅:のんちゃん、MCしなくていいって言ってるよ。

希美:うん…したくない…(笑)。

牛頭:ど、堂々としてもらってれば十分です!

――ワンマンライブのタイトル、「the beginning」にはどんな意味を込められたんでしょうか。

希美:自分はまだ全然これからだなって思うし、そのままの意味ですが、これから“始まり”ということで…。それと、このワンマンライブが改めて“第一歩”みたいな気持ちで!

牛頭:希美さんって、アルバムタイトルのときもそうでしたが、結構すぐ決められるんですよ。このライブタイトルもその日に送ってくださいましたよね。

希美:そうですね、買い物とか食べたい物とか…何でもすぐ決めます。

――オリジナルグッズの制作も進んでますか?

牛頭:希美さんらしい物ということで…ニット帽とかですね。

希美:帽子好き〜♪

麻雅:座敷童の人形とかどう?(笑)

希美:やだこわい…。

麻雅:着物姿がかわいくて、俺がいつもファンのみんなの前とかでからかっちゃうんです。「あ、座敷童がいる!」って。

希美:いや、でも確かに人形かわいいかも…?

牛頭:ほ、本気ですか…!?

――ワンマンライブに向けての意気込みは十分ですね。

希美:はい、初めてのワンマンライブ、一人でやるライブで…あ、同じこと言っちゃった(笑)。私の歌に対しての気持ちとか世界観みたいなものが少しでも伝わればいいなって。それと、とにかくみんなで楽しく出来たらいいな!

――それでは最後に、今後の目標を教えてください。

希美:歌は続けていきたいし、また新しい曲を出せたらいいなって思っています。それが今の目標かな! あ、「R.s」の曲を今歌ってみたりもしたいです。かわいい感じの「魔術師の歌劇場」を、雰囲気をがらっと変えてかっこいい感じとか。一番最初に出した「ひかり」は今の方が絶対うまく歌える…。

麻雅:再レコーディング?

希美:そう、自分の曲を聴いてると「ここへたくそだな!」って思うことがあって。曲のことも歌えば歌うほどどんどん分かってきてますし、今の方が声量アップしてるなって。成長した証を見せたいですね。

(取材協力:オリジナルパンケーキハウス原宿店)