【警告】日本=大迫(53分) オマーン=アルシェヤディ(74分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】清武弘嗣(日本)

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[親善試合]日本 4-0 オマーン/11月11日/カシマ
 
【日本代表・総評】
6.5
 引き気味に構える相手に攻めあぐねる時間帯もあったが、25分過ぎから押し込むシーンが増え、大迫が前半だけで2得点。危なげない内容で最初の45分前を終える。

 後半も日本のペースは変わらず、清武のPKで加点して、終了間際に小林がダメを押す。途中出場した選手たちもそれぞれの持ち味を発揮し、相手の緩い対応に助けられた部分もあったが、4日後のサウジアラビア戦に弾みをつける完勝を収めた。
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 6
ピンチ自体が少なく、GKとしての見せ場はほぼなし。裏に出されたルーズボールへの対処でも、DF陣との連係に問題はなかった。
 
[DF]
22 吉田麻也 6(78分OUT)
自陣ゴール前では堅牢なディフェンスも、外に引き出された時の対応は寄せがやや甘かった印象。攻撃面では逆サイドへの正確なフィードで攻撃を後押しした。
 
2 丸山祐市 5
前半だけで2度のクリアミスなど、試合の入りは今ひとつ。精度の高いフィードは見せたが、相手に寄せられると焦り、空中戦でも競り負けるなど、アピールはできなかった。
 
19 酒井宏樹 6
敵の最終ラインの背後を突くタイミングは抜群。17分には清武のCKから頭で狙うも、枠を捉え切れなかった。本職の守備は安定感あり。
 
21 酒井高徳 6
同じ左サイドの齋藤との連係は、試合が進むにつれて徐々に良くなる。高い位置取りで攻撃に厚みを加えた。
[MF]
7 永木亮太 6(68分OUT)
味方の良さを引き出すシンプルな捌きで中盤のリズムを作る。鋭い出足でピンチを未然に防ぎ、縦パスも積極的に狙った。デビュー戦としては、まずまずの出来だった。
 
13 清武弘嗣 7(71分OUT)
MAN OF THE MATCH
精力的に相手のギャップに顔を出し、パスを引き出して攻撃を促す。柔らかいクロスと狙いすましたパスで大迫の2得点を演出したほか、後半にはPKを確実に決めて1ゴール。多くの決定機に絡むなど、躍動感に満ちたパフォーマンスで圧巻の存在感を放った。
 
16 山口 蛍 6.5
素早く攻守を切り替えて、ファーストディフェンダーとして機能。持ち前のボール奪取力をいかんなく発揮した。30分には際どいヘディングシュートを放つも、これは相手DFに阻止された。
 
[FW]
4 本田圭佑 5.5(60分OUT)
要所でプレーに絡むも、簡単に奪われるなど、前半はインパクトを欠く。後半は少なくとも2度のゴールチャンスを決め切れず。途中交代を余儀なくされた。
 
11 齋藤 学 6(74分OUT)
タッチライン際でボールを収めた時は、得意のドリブルで効果的な仕掛けを見せた。ただ、大事な場面でコントロールの正確性を欠く場面も。守備は献身的にこなした。
 
15 大迫勇也 7(60分OUT)
32分、清武のクロスをヘッドで合わせて先制点を挙げる。さらに42分には鮮やかなターンで相手DFをかわし、2点目をゲット。指揮官の期待に十二分に応える働きで、途中交代する際には、鹿島時代に慣れ親しんだカシマスタジアムから大きな拍手が起こった。
交代出場
FW
9 岡崎慎司 5(60分IN)
前線でボールを追う姿勢は買えるものの、71分のボールロストは減点対象。代表通算50ゴールを達成できなかったのも残念だ。
 
FW
18 浅野拓磨 6(60分IN)
本田に代わり右ウイングに入ると、63分にエリア内でファウルをもらってPKを獲得。キッカーは清武に譲ったものの、見せ場は作った。
 
MF
14 小林祐希 6(68分IN)
投入直後に中盤でいきなりボールを奪取するなど、ボランチとしての仕事をこなす。終了間際には豪快な一発でダメ押し弾を叩き込む。

FW
25 久保裕也 5.5(71分IN)
72分に際どいシュート。その後も前線のポジション(トップ下や右サイド)でリズムを生み出そうと精力的に動いたが、無得点は寂しい。
 
FW
8 原口元気 6(74分IN)
敵陣にボールを持ち込んで鋭いパスを出すが、受け手との呼吸が合わず。それでも小林のゴールのきっかけを作った点は評価に値した。
 
DF
6  森重真人 -(78分IN)
後半途中から最終ラインの中央で丸山と“FC東京コンビ”を形成。組み立ての局面ではプレッシャーもなく、スムーズにパスを供給した。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 6.5
CFのスタメンに抜擢した大迫がさっそく結果を出し、代表デビューさせた永木も及第点のプレー。久保をトップ下に据え、小林のボランチ起用など、交代枠をすべて使い切り、様々なテストを実施して、多くの収穫を得る。チーム全員による奪われた後の切り替えの速さなど、戦術の浸透度は高かった。
 
取材・文:白鳥和洋・広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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