代表戦で約3年ぶりとなるゴールを決めたFW大迫勇也

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[11.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0オマーン カシマ]

 日本代表は11日、キリンチャレンジ杯でオマーン代表と対戦し、4-0で快勝した。約1年半ぶりの代表復帰となったFW大迫勇也が前半32分に先制点を決めると、同42分にも追加点。後半19分にMF清武弘嗣のPKで加点すると、後半アディショナルタイムにはMF小林祐希が代表初得点となるダメ押しゴールを決めた。日本は15日にW杯アジア最終予選の大一番となるサウジアラビア戦(埼玉)に臨む。

 日本は右足首痛を抱えるMF香川真司がベンチスタートで、体調不良のDF長友佑都はベンチ外。クラブでコンスタントに出場しているFW原口元気、MF長谷部誠も先発を外れた一方、クラブで出場機会に恵まれていないFW本田圭佑、清武が先発した。1トップはハリルジャパン初先発の大迫で、左サイドにFW齋藤学。齋藤は14年6月6日のザンビア戦以来の代表戦出場で、先発は13年7月25日の東アジア杯・オーストラリア戦以来、2試合目となった。MF永木亮太がスタメンでA代表デビュー。DF丸山祐市もA代表初先発を飾った。[スタメン&布陣はコチラ]

 5バック気味に引いて守るオマーンに対し、しっかりボールをポゼッションして攻撃を組み立てる日本。序盤はなかなかフィニッシュまで持ち込めず、ファーストシュートは前半17分で、清武の右CKにDF酒井宏樹が頭で合わせたが、クロスバーを越えた。同19分には左CKから清武がショートコーナーで齋藤とワンツー。マイナスのパスでPA手前のMF山口蛍に戻し、山口がPA内右の本田に鋭い縦パスを通すと、本田の右足クロスに大迫が頭で合わせたが、オフサイドの判定だった。

 左サイドで攻撃の起点となる齋藤は前半25分、左サイドのスペースに飛び出してマイナスのクロス。大迫が落として本田が左足でシュートを打ったが、DFのブロックに阻まれた。同27分にはオマーンのカウンターを受け、日本の右サイドからのクロスが齋藤に当たってあわやオウンゴールとなる場面もあったが、攻撃ではキレのあるドリブルでチャンスをうかがった。

 前半28分、本田のスルーパスに齋藤が走り込むが、一歩早くGKがクリア。同30分にも齋藤の左クロスから山口がヘディングシュートを打ったが、DFにクリアされた。さらに同31分、左サイドから齋藤が斜めのパスをPA内に入れ、大迫がワントラップから左足を振り抜いたが、枠を捉え切れなかった。

 徐々に押し込んでいく日本は前半32分、ついに均衡を破る。PA左手前から清武が右足でピンポイントクロスを送ると、大迫が本田とかぶりそうになりながらも体を投げ出してヘディングシュート。13年11月16日のオランダ戦以来、約3年ぶりとなる大迫のゴールが決まり、先制に成功した。同42分には右サイドの本田が中央に流し、清武がワンタッチでスルーパス。PA中央の大迫は鋭い切り返しでDFをかわすと、冷静に右足でゴール左隅に流し込んだ。

 大迫の2ゴールで2-0とした日本は後半も主導権を握り続ける。後半4分には清武のスルーパスに抜け出した齋藤がゴールネットを揺らすが、惜しくもオフサイドの判定。同14分には左サイドから仕掛けた齋藤の折り返しを清武が受け、左足で狙ったが、GKに阻まれた。

 日本は後半16分、大迫と本田に代えてFW岡崎慎司、FW浅野拓磨を投入。すると直後の18分にPA内で浅野がDFナディル・バイト・マブルークに倒され、PKを獲得した。キッカーは清武。冷静にGKの逆を突いてゴール右上に叩き込み、3-0と突き放した。

 親善試合ということもあって次々と選手交代を行う日本は後半23分、永木に代わってMF小林祐希がそのままボランチに入った。同26分には清武に代えてA代表デビューとなるFW久保裕也を投入。岡崎と久保が2トップを組む4-4-2にシステムを変更した。

 後半29分、齋藤に代わって原口が左サイドに入ると、同33分には最後の交代枠でDF吉田麻也に代えてDF森重真人を投入。本田から吉田に移っていたキャプテンマークは岡崎の左腕に巻かれた。後半アディショナルタイムには原口の左クロスが相手に当たってこぼれてきたボールを小林が右足でシュート。ゴール右上隅に突き刺す代表初ゴールを決め、4-0の完封勝利を飾った。

(取材・文 西山紘平)


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