ネット上で上司へのリベンジポルノ。女に有罪判決(出典:http://www.telegraph.co.uk)

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信頼していた、そして愛し合ったこともある上司から「クビ」を告げられてしまった女。怒りが収まらない彼女はリベンジポルノによる上司への復讐を思い立つのであった。このほど英サフォークで…。

『telegraph.co.uk』が伝えたところによれば、解雇を告げられた腹いせにリベンジポルノを行ったのは、英サフォーク州イプスウィッチで学習障がいを持つ者の支援を行う慈善団体「アフィニティ・トラスト(Affinity Trust)」の元職員で、介護福祉士の資格を持つカイリー・リード(26)。被害にあったのはその上司でかつてリードと恋愛関係にあったロバート・ページさん。リードは昨年11月から同団体で働くようになったものの1年もなく解雇を言い渡されて腹を立て、先月5日にページさんが関与するわいせつな写真を2枚、彼の妻が経営する「Broadwater Tool Supplies」という移動式工具サプライ会社のFacebookに投稿したという。

ページさんは結婚する前の今年3月、ボーイフレンドと破局で悲しむリードのよき相談相手となり、ほどなくして男女の関係に発展した。どちらかというとページさんの方が積極的で、そんな2人はWhatsAppのインスタントメッセージを利用して互いの裸の写真を交換したことがあり、リードはそれをリベンジポルノに使用した。それらの写真は最大で4,000人が閲覧した可能性があるという。

このほどイプスウィッチ治安判事裁判所でその裁判が行われたが、判事は「非常にプライベートな写真を何の断りもなく他人の目にさらした。相手やその家族を苦しめるそうした挑発的な行為は許し難い」とするも、懲役2年の有罪判決もあり得たが、懲役6か月とされ、20英ポンド(約2600円)の損害賠償金額を支払うなどの条件付きで釈放が認められた。

携帯電話番号を教えてほしいと彼女に強く迫ったのはページさんで、わいせつ写真も彼が自らの意思で送っていたこと、解雇されたことでリードも強い不安障害とうつを訴えるようになっていたことなどが影響したとみられ、無防備で隙だらけだったページさんにも反省すべき点があると判事はみているようだ。

昨年4月に「リベンジポルノ防止法」が誕生していたイギリスでは、すでに200人以上が起訴されたが被害者の大半は女性である。訴えるまで行かなくとも「別れたいのにそれを質に取られてしまう」「新しい交際相手との結婚を邪魔されそうで心配」などと、すでに愛していない男が自分のわいせつな写真を持っていることを深く後悔している女性は意外にも多いそうだ。

ちなみにこの法廷では、被告側の弁護士が「ページ氏はリードさんに『できることなら君と結婚したかったくらいだ』などとメールしたこともある」とそれを暴露。この時代、どんなに不都合な状況になったとしてもメールはもちろん、誰かと共有し合った写真、動画などを完全に消すことは困難である。ページさんはそれを忘れてはならなかったようだ。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)