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北海道札幌市は11月9日付で国土交通大臣に路面電車運賃の変更認可申請を行ったと発表した。申請通り認められた場合、2017年4月1日から変更後の運賃を適用する。

札幌市電の運賃は乗車区間にかかわらず一律で、現在は大人170円・こども90円。改定後はこれを大人200円・こども100円に引き上げる。また、大人290円・こども150円となっている地下鉄乗継料金についても、現行額に大人30円・こども10円をそれぞれ加算した額とする予定。札幌市は料金改定の理由を「今後も事業を存続し、サービスを維持・向上していくためには、安定した経営基盤の確立が必要であることから、料金の改定について申請いたしました」とし、理解を求めている。

定期料金も値上がりし、通勤定期は現行の7,550円から8,040円に、通学定期は大人が5,250円から5,760円、こどもは3,150円から3,600円にそれぞれ改定される。定期料金は料金改定に合わせて割引率を従来より0.9〜7%引き上げ、価格の上昇幅を抑えた。

この背景について、札幌市は週休2日制の浸透やプレミアム付き乗車券の導入により通勤定期券の利用割合が低下し、通勤目的の利用者の約2割しか定期券を使用していない実態があると説明。割引率を引き上げることで通勤定期券の利用促進を図り、乗車料収入の安定的な確保につなげていきたいとしている。

(佐々木康弘)