キム・ハヌル&イ・サンユン「空港に行く道」で見せた“完璧な呼吸の演技”

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ついに別れを選んだ。キム・ハヌルとイ・サンユンの「空港に行く道」は、そのように終わった。しかし、視聴者の目と耳を魅了した2人の恋人の切ないラブストーリーは長い余韻を残すことだろう。

KBS 2TV水木ドラマ「空港に行く道」が10日、放送を終了した。キム・ハヌルはより一層成熟した女優の魅力を誇り、イ・サンユンは女心を刺激する魅力的な男の姿をアピールした。特にキム・ハヌルは致命的な恋に落ちたスア役に取り憑かれたかのように熱演を披露し、好評を博した。

キム・ハヌルは経歴12年の副事務長の客室乗務員。新入社員だったとき、夫のパク・ジンソク(シン・ソンロク) に出会って家庭を作ったが、ソ・ドウ(イ・サンユン) と第2の恋に落ちてしまう。

キム・ハヌルは2012年、SBS「紳士の品格」以来、ドラマ復帰作として「空港に行く道」を選んだ。結婚して約7ヶ月ぶりの復帰でファンの期待と関心が集中したことが事実だ。負担と期待を抱いてキム・ハヌルが演じるチェ・スアは視聴者のところを訪れた。

最終的に大成功だった。キム・ハヌルは権威的な性格の夫パク・ジンソクと頑固な姑キム・ヨンスク(イ・ヨンラン)、聞き分けのない娘のヒョウン(キム・ファニ) の間で黙々と自分の位置を守る妻であり嫁、ママのチェ・スアに扮した。

下手すれば“不倫”という非難を免れないヒロインだったが、キム・ハヌルは繊細な演技で視聴者から共感を得た。ひたすら非難できないキャラクターを作り出したのだ。

そのおかげで「空港に行く道」への視聴者の反応も好意的になった。序盤に「不倫を美化する」という反応を変えたのもキム・ハヌルとイ・サンユンが一緒に作った共感のいくラブストーリーのおかげだった。

今年でデビュー18年目になったキム・ハヌル。これまで彼女は映画「同い年の家庭教師」、SBS「紳士の品格」など、主にラブコメディに出演してきたが、実は「青春の疾走」「ピアノ」「ロマンス」「90日、愛する時間」「ロードナンバーワン」など、重い作品も多かった。

イ・サンユンは現代建築に伝統様式を取り入れる建築の設計を教える建築学科の講師であるソ・ドウに扮した。大きい野望よりは今自身が何を望むか悩み、探し出して行動し、配偶者は価値観と考えを一生分かち合う同志だと思う人物だ。

初放送からソ・ドウは、暖かい感性を持った頼りになる人物として女性たちを慰めてきた。華やかで特別なものはなかったが、穏やかで女性の望みを聞いてくれるこの男の魅力はまさに出口のない入り口だった。

イ・サンユンが見せてくれた大人しい男の魅力は“慰め”だ。会ってはならない愛だったが、チェ・スア(キム・ハヌル) と全ての宇宙が関与する偶然と縁に引かれ、いつの間にかチェ・スアのたった1人だけの味方になった。職場を辞めたチェ・スアに電話をかけて「どれだけ大変だったら洗濯物を干すことがうらやましかったくらいか。よかった。辞めたのも、僕に電話したのも、全部。どんな慰めが必要か」と家族も知らないチェ・スアの気持ちまで分かってくれた。

2人のベテラン俳優の成熟した演技は「空港に行く道」で実を結んだ。キム・ハヌル、イ・サンユンの魅力と価値は間違いなく証明された。