濃口醤油がベースのあっさりでコクの「祇園ブラック」(800円)は、京都祇園店オリジナルメニュー/金久右衛門 京都祇園店

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京都の観光名所への移動に、何かと便利な河原町エリアには、京都らしい料理が楽しめる老舗から、路地裏のオシャレな町家レストランなど、さまざまな京都グルメが点在する。また、ラーメン店も京都の実力派がそろうのも特徴だ。そこで、三条・四条・烏丸御池などで食べられる、京都の“うまいラーメン”を厳選して紹介しよう!

【写真を見る】オリジナル醤油に自家製ひしおを加えた、無化調を超えた自然の旨味にあふれた「発酵醤油ラーメン」(800円)/金久右衛門 京都祇園店

■ 発酵調味料“醤油”を世界に発信!「金久右衛門」

大阪でトップクラスの知名度を誇る人気店が次に目指すのは世界。“醤油”と“ラーメン”を知ってもらうため外国人観光客の多い、京都・祇園に「金久右衛門 京都祇園店」を開いた。日本食“ラーメン”の発信拠点として、食と文化を伝える同店は、まさに進化の最中だ。

【おすすめの一杯!】「祇園ブラック」(800円)は、濃口醤油がベースのあっさりでコクのあるラーメン。祇園の黒七味と柚子七味で作った香油が、アクセントを与える。京都祇園店オリジナルメニュー。

【これも!おすすめ】「発酵醤油ラーメン」(800円)は、オリジナル醤油に自家製ひしおを加えた、無化調を超えた自然の旨味にあふれた逸品。鶏ガラベースでアサリの旨味もたっぷり。

■金久右衛門 京都祇園店/住所:京都市東山区大和大路通四条下ル大和町7 祇園四条十彩ビル1F/電話:075-525-0727/時間:11:00〜14:30(LO)、17:30〜翌2:00(LO)/休み:月曜/席数:18席(カウンターのみ)/交通:京阪祇園四条駅より徒歩2分

■ 豚骨魚介の濃厚つけ麺「麺や 高倉二条」

豚骨と魚介の旨味が溶け出したつけ汁に、全粒粉入りの自家製麺を合わせる無化調つけ麺は、遠方から通うファンも多数いる「麺や 高倉二条」。豚骨を15時間煮込んだスープに、煮干しやカツオ節などで風味豊かに仕上げた魚介ダシを合わせる。醤油や砂糖、酢で味を調えることで、無化調ながらしっかり奥行きのある味わいに。

【おすすめの一杯!】「味玉つけ麺(2玉)」(900円)は、濃厚なつけ汁は甘酢がほんのり漂いあと口さわやか。柔らかにほどけるチャーシューも、まろやかな味わいだ。程よい太さのストレート麺につけ汁が絶妙に絡む。

■麺や 高倉二条/住所:京都市中京区高倉二条南下ル観音町64-1/電話:非公開/時間:11:00〜15:00(LO14:50)、18:00〜22:00(LO21:50)、土・日・祝11:00〜15:00(LO14:50)、18:00〜21:00(LO20:50)/休み:不定休/席数:9席(カウンターのみ)/交通:地下鉄烏丸御池駅より徒歩5分

■ 牛ホルモン入りの味わい深いつけ汁「和醸良麺すがり」

京都のつけ麺の雄、麺や 高倉二条の3号店「和醸良麺すがり」。無化調&全粒粉麺の「医食同源」がテーマで、自然の旨味たっぷりなメニューが並ぶ。鶏ガラを強火でたき丁寧に裏ごしした白湯に、節系を加え、甘酢でアクセントをプラス。そこに、国産牛1頭から約4kgしか取れない希少なホルモン「ホソ」が入ったもつつけめんが人気だ。

【おすすめの一杯!】「もつつけめん」(900円)は、ホソは醤油で別だきし、鶏と魚介の旨味豊かなつけ汁にイン。脂の上品な甘味が特徴のホソは、噛み応えも◎。すき焼き感覚で楽しめる、生卵もつつけめん(980円)も。

■和醸良麺すがり/住所:京都市中京区観音堂町471-1/電話:075-205-1185/時間:11:30〜15:00、18:00〜22:00、土・日・祝11:30〜15:00、18:00〜21:00(LO各10分前)/休み:なし/席数:11席(カウンターのみ)/交通:阪急烏丸駅より徒歩4分

■ あと口さっぱりの濃厚味噌ラーメン「麺と人」

大阪の麺と人の姉妹店、「味噌ラーメン専門店 麺と人 京都店」。豚骨ベースの味噌ラーメンが売りなのは同じだが、自家製角煮をトッピングした一杯はこちらだけのもの。トロトロスープともっちり自家製麺がバランス抜群。深夜まで営業しているので飲みのシメにももってこい。

【おすすめの一杯!】「特製角煮味噌らーめん〜煮玉子入〜」(950円)。豚骨と鶏ガラをベースに大量の野菜を煮込んだスープは、コクがありながらもあっさりとしたあと口で、飲んだあとにもハマる。特製味噌が味の決め手に!

■味噌ラーメン専門店 麺と人 京都店/住所:京都市中京区河原町三条下ル3丁目東入ル南車屋町287 木屋町会館1F/電話:非公開/時間:19:00〜翌3:00、金・土19:00〜翌6:00/※いずれも売切れ次第終了/休み:水曜/席数:8席(カウンターのみ)/交通:阪急河原町駅より徒歩4分

■ 煮干しが香る無化調の美スープ「麺処 蛇の目屋」

京都に4店舗ある、京つけめん つるかめの別展開となる「麺処 蛇の目屋」。琥珀色の無化調スープは鶏と煮干しどちらもいいあんばいに主張し合い、雑味なく淡麗な味わい。豚と鶏、2種のチャーシューも上品でスープとよく合う。2016年9月、北白川今出川に「蛇の目屋 伯蓮」がオープン!

【おすすめの一杯!】「鶏煮干しそば」(800円)は、国産鶏を使った無化調スープが、あっさりなのにコクがある仕上がりに。柔らかな鶏ムネ肉と、豚肩ロースのレアチャーシューや柚子が香るメンマも秀逸。

■麺処 蛇の目屋/住所:京都市中京区西木屋町通四条一筋上ル紙屋町672 永原ビル1F/電話:なし/時間:11:30〜23:00(LO)/休み:なし/席数:8席(カウンターのみ) /交通:阪急河原町駅より徒歩3分

■ 塩ラーメンの新味を追求「新宿・めんや 風花」

京都の塩ラーメン店のパイオニア的存在の「新宿・めんや 風花 本店」。鶏ガラ、豚骨の動物系と干し貝柱などの魚介ダシに石垣島の天然塩が加わったスープは、厳選素材の滋味あふれる繊細な味わい。2種の国産小麦を配合し、何度も圧力をかけてコシを持たせた自家製麺との取り合わせも抜群だ。小学生以下の入店、携帯電話の使用は不可。

【おすすめの一杯!】「天然塩らーめん(味玉のせ)」(850円)。なめらかな口当たりのスープは、上品なダシの旨味が調和した贅沢な味わい。オリーブオイルを練り込み、手もみで縮れを出した麺は、プリプリと心地よい食感。

■新宿・めんや 風花 本店/住所:京都市下京区高辻通東洞院東入ル三軒町551/電話:075-344-6623/時間:11:30〜14:00、18:00〜22:00/※スープがなくなり次第終了/休み:不定休/席数:17席(カウンターのみ)/交通:地下鉄四条駅より徒歩5分

■ 鶏のコクが絡み付く超濃厚な鶏白湯「美空」

鹿児島県・宮崎県産の鶏ガラやモミジを、香味野菜と約8時間煮詰めた超濃厚スープはコラーゲンたっぷりで、ストレート麺にこれでもかと絡む。多彩な薬味がそろえられ、「濃厚鶏白湯ラーメン 美空」のラーメンは、最後まで飽きずに食べられると好評。

【おすすめの一杯!】「超濃厚鶏白湯ラーメン」(880円)は、鶏チャーシューの炙りや、つくね揚げなど、具も個性的。多めの九条ねぎやタマネギが濃厚さを程よく中和してくれる。

■濃厚鶏白湯ラーメン 美空/住所:京都市下京区富永町350/電話:075-371-3758 /時間:11:30〜14:30(LO)、17:30〜24:00※売切れ次第終了/休み:水曜/席数:14席(カウンター6、テーブル8)/交通:阪急河原町駅より徒歩6分

■ 背脂がドンとのる燕三条系ラーメン「らーめん のん」

新潟の燕三条系ラーメンを意識した、背脂濃醤油煮干系を無化調で表現する「らーめん のん 団栗本店」。豚骨+鶏ガラをベースに野菜と煮干しなども投入し、無化調ながら深い味わいに。背脂と豚バラチャーシューが旨味とコクをプラス。

【おすすめの一杯!】「特製しょうゆラーメン」(980円)は、“特製”につき味玉付きで具も増量。自家製中太麺がモチモチツルリで絡みよし。通常のしょうゆラーメンは780円。

■らーめん のん 団栗本店/住所:京都市東山区亀井町59/電話:075-525-8440/時間:11:30〜14:30(LO)、17:00〜23:00(LO)、土・日・祝11:00〜21:00(LO)/休み:日曜/席数:7席(カウンターのみ)/交通:京阪祇園四条駅より徒歩3分【関西ウォーカー編集部】