ももち、橋本奈々未…アイドル引退後の“しょっぱい現実”【原田まりる】

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 乃木坂46の橋本奈々未や、カントリー・ガールズのブレイング・マネジャーでタレントの嗣永桃子などが、たて続けに芸能界引退を発表。アイドルという華々しい仕事にきっぱりと終止符を打ち、果たしてその後の人生はどうなっていくものか?

 男装アイドル「風男塾」の元メンバーである原田まりるさんも3年前にアイドルを卒業した一人。現在は日刊SPA!や女子SPA!などでコラムニストとして活躍、新刊『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』がヒット中の原田まりるさんに、アイドルを辞めた人たちのその後の共通点について聞いてみました――。
(以下は原田さん筆)

◆アイドル引退後の進路は、だいたい3パターン

 「モデルやアイドルの卒業後ってどうなるもんなの?」という質問を投げかけられることがよくあります。

「モデルやアイドルでどれくらい業績を残したか?」によっても変わると思いますが、周りを見る限り、卒業後の進路はだいたい3つに分かれていますので、私なりに分析してみました。

◆進路‐金持ちと結婚。アイドル時代の薄給を埋め合わせる

 卒業後の進路として一番多いのは「結婚」のように思います。モデルやアイドル時代からお付き合いしていた男性と結婚して、専業主婦になり、たまに芸能活動に勤しむという生活スタイルを送るというケースを一番多く見ます。

 もしくは、結婚して完全に芸能活動から手を引くというケースです。

 結婚相手の男性に関しては、人によりまちまちで、学生時代から長期間付き合っていた彼氏のパターンもあれば、芸能活動中に知り合った経済力のある男性というパターンもあります。

 ただ、アイドルやモデル活動は圧倒的な実績を残していない限り薄給なので、経済力のある男性と結婚する女性が圧倒的に多いです。体感でしかないですが、だいたい年収1500〜2000万円以上の男性と結婚する方が多いように思います。

◆進路∧牟伴錣了纏。メールの書き方から苦労する

 また、少数派ですが、芸能とは全く関係のない別業種の仕事をする方もいます。私自身もこのケースです。飲食や美容、教育などそのジャンルは多岐にわたり、もともと興味のあった業種に進み直すといった感じでしょう。

 しかし、モデルやアイドル時代は基本的に事務所のマネジャーに全部の業務を任せているので、いざ社会に出てもビジネスメールの書き方がわからない、企画書の書き方がわからない、という初歩的なことでつまづく方も多いようです。

 別業種で経営者になったアイドルやモデルの背景をみていると、「高学歴で周囲も起業している環境にいた」、もしくは「親が会社経営者で、ある程度ノウハウを理解している」もしくは「野心家であり、パトロンを捕まえ夢を実現させた」のいずれかのケースに当てはまる場合がほとんどです。

◆進路プロの愛人。お手当を株でもらう人も

 これも少数派ですが、アイドルやモデル卒業後に、実業家や大企業社長の「プロの愛人」として生計を立てている方がいるのも事実です。このような道に進む方の特徴は一言でいうなら、グラマー。

 体を資本にして愛人として生き抜いていきますが、自分自身の女としての賞味期限を考えた時に「現金ではなく株をもらう」という方や「会社をつくってもらい、取引先にしてもらう」というクレバーな方もいました。ただ単純に自分の体を消費するのではなく、少しでも継続的な安定をと、そのような方法をとっているということでしょうか。

 アイドルの卒業後の進路は、発表されない限り憶測でしかないですが、上記のような3パターンがほとんどでしょう。どの道が幸せかは当人の価値観によって違うので、華やかに見えるアイドル活動より、その後のほうが生き生きしているように見える人もいるものです。

<TEXT/原田まりる>