シンプルでヘルシーな料理として世界的に注目を浴びている和食。日本を訪れる中国人観光客の中にも、和食に舌鼓を打つことを楽しみにしている人が多くいるようだ。そんな中、和食に対してネガティブな評価を付けた文章が、中国メディアに紹介された。(イメージ写真提供:123RF)

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 シンプルでヘルシーな料理として世界的に注目を浴びている和食。日本を訪れる中国人観光客の中にも、和食に舌鼓を打つことを楽しみにしている人が多くいるようだ。そんな中、和食に対してネガティブな評価を付けた文章が、中国メディアに紹介された。

 中国メディア・財経網が7日に掲載した「『味』のない日本料理」と題した記事は、縄文時代から明治に至るまで、日本は中国の食文化から多くのものを拝借して来たと説明している。「日本料理の親は中国の食文化だ」とでも言いたそうな口ぶりだ。また、しゃぶしゃぶはベースが昆布を煮た出し汁である事に触れ、「うまみがわずかで、われわれにはほとんど味が感じられない」と評価。一方で、日本料理は基本的に味噌や醤油という塩分の多い調味料で味付けされており、「人類の大敵である塩分という点から見て、健康的ではない」と断じている。

 筆者は和食に対して何か嫌な思い出でもあるのだろうか、と思ってしまうような批判ぶりである。深い歴史と幅広い多様性を持つ偉大な中国料理を差し置いて、「中国の教え子」である日本の料理文化が、世界で持てはやされていることへの不快感なのだろうか、と疑りたくもなってしまう。

 浙江省揚州市のメディア・揚州網が6日に掲載した記事によると、同市内の市街地では、この1年で10軒余りの日本料理店がオープンしたという。日本料理店出身の料理人や20代30代の若い世代が店を開いており、「孤独のグルメ」、「深夜食堂」といったコミックやドラマが中国でも人気になっていることも相まって一種のトレンドになっているとのことである。

 客も若者が多く、肩ひじ張らずに気軽に楽しめるのがニュータイプの日本料理店の特徴。「油も塩も少なく、ヘルシーだと思う」という、1980年代生まれの客の話も紹介している。「味がない」、「塩分が多い」という人がいる以上に、日本料理に食指を伸ばす人が多いと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)