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<次期大統領トランプのやり手の長女、イヴァンカ一家の「かわいい」写真を掲載するメディアが登場した。大統領選でアメリカ社会の分断を煽ったトランプ(とそのファミリー)を普通のセレブ扱いしていいのか>(写真:左からトランプの次男エリックと妻ララ、三男バロンとトランプ、妻メラニア、長男ドナルド・ジュニアと妻バネッサ〔前列に子供たちのキア、ドナルド〕、長女イヴァンカと夫のクシュナー、次女ティファニー)

 芸能週刊誌「ピープル」はメディアの先陣を切って、大統領選で勝利したドナルド・トランプの家族を「セレブ」としてもてはやし始めた。

 ヒラリー・クリントンの敗北宣言から一時間も経たないうちに、ピープルの公式ツイッターは「イヴァンカ・トランプと家族のかわい過ぎる写真」というスライドショーを掲載を告知した。

 親が誰でも、子供たちは愛らしく、フォトジェニックだと決まっている。だが、トランプの長女で選挙運動も率いていたイヴァンカとその夫で週刊新聞紙「ニューヨーク・オブザーバー」の経営者ジャレッド・クシュナーは決してかわいくない。二人はアメリカの現代政治史上、最も憎悪に満ちたトランプの選挙キャンペーンで重要な役割を果たしたばかり。クシュナー一家の幸せに満ちた写真は、その事実を忘れさせてしまう。

 メディアはトランプをただのセレブとして扱うべきではない。トランプファミリーが「かわいい」なんて、とんでもない。

メラニア夫人はファーストレディーに Carlo Allegri-REUTERS


7月の共和党大会に出席したトランプの三男バロン(右)と次女ティファニー Carlo Allegri-REUTERS



(ニュース番組の取材を受けるトランプファミリー)



(長女イヴァンカのモデル時代のショットを集めた動画)

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部