【日本代表プレビュー】大一番のサウジ戦に向けたテストと調整…新たなオプション探しにも期待

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▽日本代表は11日、県立カシマサッカースタジアムでキリンチャレンジカップ2016のオマーン代表戦に臨む。15日に控えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節のサウジアラビア代表戦に向けた調整試合であり、コンディション調整、戦術の確認が優先されるだろう。

◆2次予選敗退のオマーン

▽オマーンは、ロシアW杯アジア2次予選でグループDに入り、イラン代表やトルクメニスタン代表、グアム代表、インド代表と同居。4勝2分け2敗でグループ2位となったが、各グループ2位チーム内で7位に終わり、2次予選敗退となった。

◆テストの場と考える日本

▽今回のオマーン戦に関しては、勝敗よりもサウジアラビア戦に向けた調整がウェイトを占めることになる。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も前日の会見で「我々にとって良いテストになると思っている」とコメント。また、「若干の問題を抱えているが、これまでプレーしてこなかった選手たちにチャンスを与えて、クオリティを見せてもらいたい」とも述べ、招集しながらもチャンスを与えられていない選手の起用を示唆した。

▽また、「欧州でプレーしていない選手についても見たいと思っている」と語っており、クラブで出場機会を失っているFW本田圭佑(ミラン)やMF清武弘嗣(セビージャ)の起用も示唆。MF香川真司(ドルトムント)については「彼がプレーするかは明日の様子を見る」と打撲の状態を見ることを明かし、前線の並びはこれまでのW杯予選とは異なるだろう。

◆既に来日しているサウジアラビア戦への布石

▽日本にとってもっとも重要なのは、15日のサウジアラビア戦。この試合に向けて、サウジアラビアは既に来日し、コンディションを整えている。気温差はありながらも、1週間程度の調整ができるのであれば、環境に適応することも可能だ。日本にとっては、勝たなくてはいけない試合となるため、オマーン戦でしっかりと見極めたいところだ。

▽前述の通り「テストの場」と考えているハリルホジッチ監督は、「サウジアラビア戦に向けた準備をしなければいけないと思っている」とコメント。初招集を受けたMF井手口陽介(ガンバ大阪)や、出場機会がないFW齋藤学(横浜F・マリノス)らの出番は、ベンチからとなる可能性も含んでいる。

◆2トップの可能性もあるが…

▽「テスト」との見解を踏まえ、招集メンバーを考えると2トップを試す可能性はあるだろう。[4-4-2]を採用する可能性は高いものの、サウジアラビア戦が主となる今回の2試合を考えれば、スタートは[4-3-3]で通常のメンバーで挑むと見る。

★予想フォーメーション[4-3-3]
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▽まず、GKは西川周作(浦和レッズ)で変更なしだろう。クラブや代表でのパフォーマンスを見ても、ここは変わらない。GK東口順昭(ガンバ大阪)、GK川島永嗣(メス)も使っておきたいところだが、変えてこないと予想する。

▽また、最終ラインは変更がありそうだ。DF長友佑都(インテル)が体調不良で別メニューとなり、オマーン戦での起用はないと見る。右サイドバックにはDF酒井高徳(ハンブルガーSV)、左サイドバックには10月のオーストラリア代表戦に続いてDF槙野智章(浦和レッズ)が起用されるのではないか。また、センターバックはDF吉田麻也(サウサンプトン)とDF丸山祐市(FC東京)が起用されそうだ。センターバックのポジションで初めてプレーすることになれば、丸山のポテンシャルを見てみたい。

▽ボランチにはMF永木亮太(鹿島アントラーズ)、MF山口蛍(セレッソ大阪)が入ると見る。初招集のMF井手口陽介(ガンバ大阪)は出場するとなれば後半からだろうか。システム変更の際に起用される可能性もある。また、トップ下にはセビージャでの出場機会を失っているMF清武弘嗣が入るだろう。負傷中のMF香川真司に無理はさせないはずだ。MF小林祐希(ヘーレンフェーン)は後半に投入か。

▽右ウイングはFW本田圭佑(ミラン)で確定。左ウイングは、サウジアラビア戦を見据えてFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が先発することになるだろう。FW齋藤学(横浜F・マリノス)は、展開次第で後半から起用されると見る。1トップは代表通算50ゴールが目前に迫るFW岡崎慎司(レスター・シティ)。FW大迫勇也(ケルン)、FW久保裕也(ヤング・ボーイズ)、FW浅野拓磨(シュツットガルト)は[4-4-2]のオプションを試す際に入ると見る。

▽今回は親善試合のため交代枠が6名となる。スタートはサウジアラビア戦を見据えた布陣で臨み、後半をテストの場にするだろう。フレッシュな顔も見ることが期待されるオマーン戦は、11日(金)の19時20分にキックオフを迎える。