10日、韓国・世界日報などによると、韓国の保守系団体が、朴槿恵大統領の退陣などを求めるデモに対抗して集会を行い、「戒厳令を宣布すべき」など過激な主張を繰り広げ騒ぎになっている。写真はソウル。

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2016年11月10日、韓国・世界日報などによると、韓国の保守系団体が、朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣などを求めるデモに対抗して集会を行い、「戒厳令を宣布すべき」など過激な主張を繰り広げ騒ぎになっている。

「不正腐敗追放市民連合会」や「オンマ(母、ママ)部隊」など17の保守系団体は10日、ソウル駅広場で「大統領下野(げや)反対および国家安保集会」を開き、「朴大統領が国会による首相任命に同意した以上、辞任要求を取り下げるべき」と主張した。集会には2000人(主催者発表、警察推算は700人)が参加した。

マイクを握ったユン・ヨン不正腐敗追放市民連合会代表は「殺すべきやつを生かしたばかりにこんなことになった」とし、「軍隊が出て戦車で殺し、銃で殺し、韓国を救うため戒厳令を宣布せよ」などと激しい言葉を使って演説した。また与党セヌリ党の鄭宇澤(チョン・ウテク)議員は、大統領の親友をめぐる一連の問題「崔順実(チェ・スンシル)事件」について「大統領の権力を奪い取ろうとする陰謀」とし、「大統領の下野は国を再び混乱に陥れる近道」だと述べた。

さらにソ・ソック大韓民国守護天主教人の集い常任代表は、12日、主催者側が100万人の参加を見込み過去最大規模となることが予想される大統領退陣を求める「ろうそくデモ」について「大韓民国に対する宣戦布告であり反乱だ」と主張、デモ鎮圧への兵力投入を訴えた。

報道を受け、韓国のネットユーザーからはこうした過激な主張に対する反論が多く寄せられている。

「2000人vs100万人で一発やってやろうじゃないか」
「黙ってろ。保守の価値を汚い言葉で汚すな」
「こういうおかしな主張も国民の意見とすべきなのかな?」
「戒厳令を宣布せよというのは国家内乱扇動罪では?彼らは保守団体という名の反国家扇動団体だ。逮捕すべき!」

「これまで大統領の役目を果たして来た人が崔順実ではなく朴槿恵だったと信じたい人たちの絶叫だ。それ以上でも以下でもない」
「恥ずかしい。自分の子どもたちに申し訳ないとも思わないのか?」
「保守は愛国という論理はどこから出てきた?」

「こんなことで興奮する必要はないよ。この人たちは小遣い稼ぎに来ただけで、本心で言ってない」
「無責任過ぎる。朴大統領はこんなのを望んでるのか?」
「戒厳令でも何でも敷けばいい。待ってるよ。市民に向けて銃が放たれた瞬間、市民革命が完成する」(翻訳・編集/吉金)