自動運転システムの開発・市場投入が続いていますが、システムを搭載した車を使用するときに気になるのは、万一の事故のときに自動車保険が使えるのか、という点ではないでしょうか。

今回、自動運転システムに対応する日本初の自動車保険が、東京海上日動火災保険から登場しました。

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同社では、自動運転中に発生した事故に対して、保険金を支払う新特約制度の新設を発表。来年4月以降に契約・更新される全自動車保険に無料で付与されます。

従来の自動車保険では、自動車側の不具合で事故が発生した場合には、ドライバーに過失が無くても保険金は支払われず、自動車メーカーに別途損害賠償を請求するしか被害が救済される方法はありませんでした。

新特約では、自動運転システムが作動しているときに事故が発生した場合、ドライバーの過失の有無が不明の段階でも保険金が支払われ、被害を迅速に救済できるようにしたことが特徴です。

保険金が支払われた後に、自動車メーカーに責任がある場合には同社がメーカーに対して賠償請求を行い、ドライバーに責任があるとなった場合には通常の賠償責任保険などの仕組みを使って補償されることになります。

東京海上日動火災保険が新特約を設定したのは、これまで何らかの自動運転システムを搭載している市販車は、米テスラ・モーターズなどの一部高級車に限られていましたが、日産が「セレナ」に高速道路で同一車線を維持するシステムが搭載されたように、大衆車でも自動運転システムを搭載する車種が増えてきていることに対応したものと考えられます。

(山内 博・画像:ボッシュ、日産自動車)

自動運転に対応する日本初の自動車保険特約を東京海上日動が発表。来年4月から導入(http://clicccar.com/2016/11/11/415442/)