佐方貞人を演じる上川隆也と“新パートナー”加東栞役の本仮屋ユイカ/(C)テレビ朝日

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ヤメ検弁護士・佐方貞人が殺人事件の驚きの真実を暴いた「最後の証人」('15年)、検事時代の佐方が痴漢冤罪(えんざい)事件の真相を明らかにした「検事の死命」('16年)に続き、このたび、作家・柚月裕子氏の“佐方シリーズ”第3弾として「検事の本懐」が映像化。12月3日(土)にテレビ朝日系でスペシャルドラマとして放送されることが分かった。

【写真を見る】上川隆也は「極上のミステリー作品となることは間違いないと確信しています」と自信を見せる/(C)テレビ朝日

今回も上川隆也が「犯した罪は真っ当に裁かれなければならない」という信念を貫く硬骨のヒーロー・佐方を演じる。

本作で、佐方は東京地検特捜部の応援に駆り出され、前作「検事の死命」にも登場した大物政治家・大河内(寺田農)が絡んだ贈収賄事件の真相に迫る。

東京地検特捜部との軋轢(あつれき)や事件関係者との確執をものともせず、佐方は「どんな事件も真っ当に捜査し、どんな罪も真っ当に裁かせる」という信念から、ただ真実を明らかにするために奔走。彼がたどり着いた、驚くべき事件の真相とはどんなものなのか。

そして、本作のもう1つの柱は、佐方の亡き父にまつわる“謎”だ。罪を背負ったまま獄中死した父・陽世(中原丈雄)の秘められた真実が解き明かされることにより、佐方の人間としての本質、検事としての誇りが育まれた背景が浮かび上がっていく。

硬骨の男・佐方の“ルーツ”ともいうべきものが、3作目にして、ついに明らかになる。父・陽世、そして佐方自身の“本懐”とは? 

本作でもひたむきに作品と向き合う上川の俳優としての姿勢が、真実に対峙(たいじ)する佐方の生き方と静かにリンクしていく。

また、佐方に反発しながらもしっかりと補佐する東京地検の事務官・加東栞役で、本仮屋ユイカが出演。上川と本仮屋の本格共演は今回が初めてながらも、息の合った演技を披露、佐方とコンビを組んで、真相に迫る。

さらに、佐方と共に東京地検特捜部に派遣される同期検事・庄司真生役の松下由樹、佐方を陰ながら支える筒井義雄部長役の伊武雅刀、疑惑の渦中にある大物議員の大河内を演じる寺田など、“佐方ワールド”を支えるおなじみのキャストも顔をそろえる。

その他、佐方の亡き父の謎を追う週刊誌記者・兼先守(山口馬木也)や東京地検特捜部のメンバーなど、一癖も二癖もある人物たちが登場し、ドラマを彩っていく。過去2作とはまた趣を異にする本作の魅力に触れ、佐方ワールドの奥深さを堪能してほしい。

【上川隆也コメント】

どんな作品でも演じ終わった時に後悔のないようにと心掛けています。続編を期待する事はありません。だからこそ、同じ役であらためてオファーを頂けた時の感慨は、新しい役に巡り会う時のそれとはまた趣の違う、何とも言えない喜びを感じます。

今回3作目となるこのシリーズは「現在・過去・過去」と時系列が不ぞろいに並んでいます。しかし佐方の人格形成に父・陽世の影響があることはかねてから理解して演じてきましたので、気持ちは揺らぎません。

「佐方」の骨子は変わることなく、一貫しています。それがこの作品への最も正しい向き合い方だと考えていますし、今作での演技もあらためて“佐方イズム”を確認する作業だったように思います。

本仮屋さんは、この佐方シリーズに、また新たな風を吹き込んでくれる方だと、強く思っています。2人のやりとりが作品の中でホッと息抜きできるポイントになればと考えていましたが、思った以上の芝居で返してくださって、むしろ驚きました。 

また、本仮屋さんは「“京都だから、誰も私のこと知らないよね”と普通に町を歩いていたら、皆さんに声をかけられてビックリした」というような愛らしい方で、コメディエンヌとしての一面も秘めているのかなと。今回の撮影現場はそんな“本仮屋ワールド”にみんな、楽しく巻き込まれていました(笑)。

本作は、第2弾にも登場した大河内代議士が関わる贈収賄事件と、佐方のルーツをたどっていく物語の、太い2本の柱で描かれます。1作目、2作目をご覧になった方はもちろん、初めてご覧になる方にも楽しめる、極上のミステリー作品となることは間違いないと確信しています。

【本仮屋ユイカコメント】

前作のオンエアを拝見していたので、今回、声をかけていただき、とても光栄に思っています。以前、上川さんと共演したときはわずか数時間ご一緒しただけでしたが、しびれるぐらい寒い日だったので、上川さんがずっと火に当たらせてくださり、すごく優しい方だなと思っていました。

今回じっくり共演させていただいたら、いったいいくつ目玉がついているのかと思うぐらい、端から端まで現場に気を配り、8人分ぐらい働いているスーパーマンみたいな方で本当にビックリ! 上川さんは、この現場の灯台のような存在です!

このシリーズは、佐方検事がどこまでもブレないところが魅力。“この時代にこんな人がいるんだ!”というカッコよさと、観終わった後の爽快感がいちばんのみどころ。その佐方に感化され、変化していく加東にも注目していただけるとうれしいです!」