中国のネットショップ・淘宝網で「留学生購入代行」と検索すると、大量の情報がヒットする。 近年、購入代行をする中国人留学生が増え、社会現象にもなっている。

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中国のネットショップ・淘宝網で「留学生購入代行」と検索すると、大量の情報がヒットする。 近年、購入代行をする中国人留学生が増え、社会現象にもなっている。そして、eコマースプラットホームやSNSなどが、そのような留学生が利用する主なツールだ。では、なぜ購入代行をする留学生がこれほど増加しているのだろう? 人民日報海外版が伝えた。

▼購入代行で人気の商品は化粧品や粉ミルク

購入代行をする海外で生活する留学生は、商品を現地で購入して、それを中国国内にいる注文者に郵送する。

淘宝網で「留学生購入代行」と検索すると、100件以上の情報がヒット。購入代行してもらえる場所は、韓国や日本、イタリア、オーストラリア、米国などで、その商品も化粧品や服、ぜいたく品、粉ミルクなどさまざまだ。

淘宝網などのeコマースプラットホームのほか、微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」も、購入代行をする海外の中国人留学生が集まる場所だ。モーメンツを利用する中国人留学生は、新しい商品の情報を頻繁にアップする。商品の画像やその関連情報をアップして、潜在顧客を発掘するのだ。

▼お金だけでなく、「友人作り」や「生活の楽しみ」が目的

多くの中国人留学生が購入代行をしている理由としては、お金が稼げるほか、生活の楽しみができ、人間関係の輪を広げられるというものもある。

現在、主にペンの購入代行をしているというドイツに留学中の劉則銘さん(仮名)によると、購入代行をしている主な理由は、簡単にお金を稼ぐことができるからといい、「購入代行で結構儲けているので、生計を立てることができている」と話す。そして、どれほど儲けているのかは教えてくれなかったものの、「卒業後は、ドイツで購入代行を専門に仕事をしたい」とした。一方、イタリアに留学中の劉暁敏さん(仮名)は、「購入代行で毎月平均2500元(約3万8700円)の利益がある」と明かしてくれた。購入代行は留学生にとって、いい小遣い稼ぎとなっているという。

小遣い稼ぎとなるだけでなく、いろんな分野の人と知り合い、人間関係の輪を広げられるのも購入代行の大きな魅力となっている。劉暁敏さんは、「購入代行をしていることがきっかけでいろんな人と知り合った。その多くは友人の友人。私の友人も微信で宣伝を手伝ってくれ、友人の友人も購入代行を通じて私の友人になった。金融業の友人もいれば、政府機関で働いている人、教師、経営者などもいる。購入代行は、新しい友人を作るためのいいプラットホームだと思う」と話す。

その他、生活の楽しみを増やすために購入代行をしている人もいる。イタリアに留学中の王雪さん(仮名)は、「私が購入代行をしているのは、購入代行のライフスタイルを体験してみたかったというのが主な理由。金儲けが主な理由ではないが、それも収穫の一つになっている」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)