香川真司(撮影:PICSPORT)
10日、報道陣の前に現れた香川真司にはうっすらヒゲが生えていた。ワイルドさが増したようにも見えるし、無精髭を伸ばしただけにも見える。

この日の公式記者会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は香川の右足首打撲について言及し、オマーン戦では慎重な起用を考えていることを明らかにした。

香川は「もう腫れはだいぶ引きました。痛みは少しありますけど、問題はないです」というものの、出場するかどうかは試合当日、監督が決めるだろうという。そして「状態が悪ければやらないほうがいいですし、よければやったことにこしたことはない」としながらも、「このタイミングで試合やれるほうが、選手としてはいい」と出場に対する意欲は見せた。

一方で「オマーン戦をいい形で終えれれば、さらにいい調整が出来ると思う」と言いつつ、「火曜日の試合(サウジアラビア戦)がやっぱり一番大事やと思ってるし、そこに向けてチームが体も心もいい状態で試合に臨めるように出来ればいいんじゃないか」と無理はしないことも示唆している。

もっとも危機感は高い。新しい選手が次々に呼ばれることに対して「新しいものを入れながら、どんどん進化していくので、その中で自分も含めて、結果というのを証明していかなければいけないという世界」だと、言葉を噛みしめながら語った。

「どのチームでもどの場所でもそう思っていて、いくら経験があってもそういうところでしっかり結果を残さなければ勝ち残れない世界」

「個人としては代表の中で結果を残してチームを勝たせるように常々意識してますし、そういう立場だと思っているので、その責任を含めて、次の試合も戦いたい」

香川の決意が溢れる言葉が続く。なかなかゴールを奪えていない現状に照らし合わせると、悲痛にも受け取れる。

しかしゴール目前までずっと迫っているのは間違いない。オマーン戦の欠場は濃厚だが、この休養を経て来週は輝くように祈らざるを得ない。

【日本蹴球合同会社/森雅史】