A代表通算50得点目を目指す日本代表FW岡崎慎司

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 長年、FW岡崎慎司(レスター・シティ)は絶対的な存在として日本代表の最前線に君臨してきた。しかし、第4節を終了したロシアW杯アジア最終予選では負傷の影響もあって、2試合に先発出場したのみ。その間にライバルとなるFW浅野拓磨(シュツットガルト)がゴールを記録し、今回のシリーズではFW大迫勇也(ケルン)とFW久保裕也(ヤングボーイズ)が招集されるなど、その立場には変化が生まれ始めている。

 しかし、30歳を迎えたストライカーは自分が試合に出ようが出まいが、何よりも重要なのはチームが「W杯予選を突破すること」と言い切る。そして、そのためには「状態のいい選手が代表に入ってくるべきだし、その中でチームにフィットする選手が試合に出るべき」と新たな血を注入するのは当然だと話した。

「代表なので当然、選手の入れ替わりもしていくと思うし、その中で生き残った選手が強い集団になっていく。そのためには競争は必要」

 そして、追われる立場としての危機感よりも「日本が今後もっと強くなっていかないといけないという危機感の方が強い」と警鐘を鳴らす。「世界を相手にしたときもそう、アジアの強いレベルとやったときもそう。こんなレベルではやっていけないというか、もっとうまく、もっと強くならないといけないという気持ちが強い」。

 チーム全体のことを考えつつ、競争は必要だと話したものの、ポジションを易々と若手に渡すわけにはいかないとの気持ちもあるだろう。

 前日にDF長友佑都(インテル)が「ギラギラしたものを若い選手に出してほしいと言ったけど、長く代表でプレーしている僕らももう一度、心の底からそういうものを出す気持ちを持つことが大事」と話していたことを伝え聞いた岡崎は、「個人的にはギラギラした思いでイングランドでプレーしているし、日本代表でも『いつも自分がやらなければいけない』という気持ちでやっている」と“ギラギラ”を失っていないことを強調した。

(取材・文 折戸岳彦)


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