公開部分は練習に参加していたMF香川真司だが一部別調整だったようだ

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 本当に大事な試合はもっとあとに控えている。右足首痛で前日9日の練習を欠席した日本代表MF香川真司(ドルトムント)は11日のキリンチャレンジ杯・オマーン戦(カシマ)に向けて慎重な姿勢を見せた。

 試合前日となった10日の公式練習には姿を見せたが、練習が非公開となってから一部別メニューで調整したようで、「今日もちょっと別だった」と説明。「腫れはだいぶ引いた。痛みは少しあるけど、問題ない」としながらも、「ドクターを含めてしっかり話して、一番大事なのはサウジ戦。そこに向けて準備したい」と、15日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(埼玉)に照準を合わせた。

 W杯アジア最終予選のB組は第4節終了時点でサウジアラビアが3勝1分の勝ち点10で首位。日本は2勝1分1敗の勝ち点7で3位に位置しており、勝てばサウジアラビアに勝ち点で並ぶが、負ければW杯出場権獲得となる2位以内確保が遠のく可能性もある。9月1日のUAE戦に1-2で敗れ、黒星スタートとなったハリルジャパンだが、その後はタイに2-0、イラクに2-1と連勝し、10月11日のオーストラリア戦は1-1で引き分けた。

「(イラクとの)前回の試合もホームで厳しい中、勝ち切って、オーストラリアとはアウェーで引き分けた。勢い付けるためにも、サウジアラビア戦でいい勝ち方ができれば、チームとしての自信を深められる」

 守備的な戦術で引き分けたオーストラリア戦では中盤の守備に奔走し、なかなかいい形で攻撃に絡めなかった。試合後は「これ以上やれることはなかった」と苦渋の表情だったが、今合宿の中でチームとして話し合い、改善の道を探っている。

「ミーティングもあったし、オーストラリア戦を振り返るシーンもあった。そういう修正は毎試合している。守備はうまく連動して、ハードワークしてできていた。ただ、やはり攻撃のところでなかなか僕たちはチャンスにつなげるシーンが少なかった。アウェーだったし、それは受け止めないといけないけど、サウジアラビア戦はホームになる。もっとチャレンジできると思う」

 ハリルホジッチ監督はホームかアウェーによって、あるいは対戦相手に応じても戦術を変えるタイプの指揮官だ。親善試合のオマーン戦はもちろん、サウジアラビア戦も敵地でのオーストラリア戦とはまったく試合展開になると香川自身も予想している。

「オーストラリア戦とは戦い方が変わる? そういうイメージはしているし、ましてやホームでやるので、主導権を握りながらやることを想定している」。MF清武弘嗣と争うトップ下のポジションにはMF小林祐希といった新しい戦力も名乗り出ている。「いくら経験があっても、そこで結果を残せなきゃ勝ち残れない世界。その中でしっかり結果を残して、チームを勝たせることを意識しているし、そういう立場にいると思っている」と強い決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)


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