2017年度後期のNHK連続テレビ小説の制作が発表された。

作品のタイトルは『わろてんか』。明治後半から第二次世界大戦直後の大阪を舞台に、ヒロイン・藤岡てんが小さな寄席の経営を始め、やがて日本で初めて「笑い」をビジネスにする様を描く。吉本興業の創業者・吉本せいをはじめとする当時の芸人や文化人が物語のモチーフとなる。

脚本を手掛けるのは、ドラマ『美女か野獣』『働きマン』や映画『岳-ガク-』『僕等がいた』『ホットロード』『アオハライド』などの吉田智子。NHKのオフィシャルサイトで吉田は「私の目標は、このドラマをご覧になって下さる皆さんを、毎朝1回、いえ最低3回笑わせ、自分も笑い転げることです」とのコメントを寄せている。

ヒロインを演じるキャストは3月から4月にかけて発表される予定。放送は10月2日にスタートする。

■吉田智子のコメント
皆さん、最近ヘコたれたことはありませんか? 毎日がつらいなと思うことはありませんか? 失恋、失職、長患い‥‥人生はある日突然予想もできないことが起こるものですよね。でももしかしたら、「笑う」というささやかな行為が、私たちに希望をもたらしてくれるかもしれません。
あの未曽有の震災の時、お笑い芸人さん達が慰問先でしょうもないことを言って被災者の方々を爆笑させている姿は鮮烈でした。実は戦時中も「わらわし隊」という芸人慰問団が戦地で熱狂的歓迎を受けていたことをご存知でしょうか。命のろうそくを手にした兵隊さんたちが笑い転げる写真に、私は正直驚き、胸を打たれました。人は笑うことで癒され、前を向くことができる生き物なのでしょう。
だから、毎日が楽しい人も楽しくない人も、一緒に笑えるドラマを作りたいと思ったのです。脳というのはだまされやすく、口角を上げるだけで「楽しい」と勘違いしてしまうオッチョコチョイ。ニッコリするだけで”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌されるそうです。すると心は穏やかになり、ストレスも減り、不思議とやる気が湧いてくる‥‥。「幸せだから笑う、のではなく、笑うから幸せになれる」というのは本当かもしれません。
私の目標は、このドラマをご覧になって下さる皆さんを、毎朝1回、いえ最低3回笑わせ、自分も笑い転げることです。そして気持ちのいい涙で一日の始まりをトンとひと押し‥‥。皆さんと一緒に、“朝活”ならぬ『笑活(わらカツ)』を広めていけたらいいなと思います。