トランプ大統領誕生で「米国依存から脱却を」  台湾の元国防相が呼びかけ

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(台北 10日 中央社)米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したのを受け、民進党の陳水扁政権(2000〜08年)で国防部長(国防相)や駐米副代表(公使に相当)を務めた蔡明憲氏は9日、中央社のインタビューに答え、台湾は今後、全面的には米国を頼れなくなることを意識すべきだと語った。

蔡氏は、トランプ氏は全てにおいて米国の利益を優先する立場をとっているため、今後両岸(台湾と中国大陸)で衝突が起きた場合、台湾は自身の兵力だけで戦わなければならなくなる可能性があるとした。

蔡氏は、トランプ氏が大統領に就任する来年1月までの数カ月間、米国の意思決定の空白期間が続くことにも言及。このブランクが台湾の国防・安全保障にもたらしかねないリスクに対応できるよう、関係者は準備を進めなければならないと注意を促した。

経済面では、トランプ氏が現状を変える可能性があることから、政府は貿易相手国の多様化をさらに加速させるべきだと指摘。外交においても、より積極的に他国・地域との接触を図る必要があると述べた。

(唐佩君/編集:杉野浩司)