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アドビ システムズは、クリエイティビティに関する意識調査「State of Create: 2016」の結果を発表。日本と東京が海外からはもっともクリエイティブな国と都市と見られているという。

調査は、長年にわたりクリエイティブなツールを提供してきたアドビ システムズが米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人約5,000人を対象とし、9月19日から10月3日の間オンラインで実施したもの。

調査結果によると、調査対象国で最もクリエイティブだと思う国は日本(回答者の34%)、2位は米国(回答者の28%)、3位がフランスとドイツの11%で、4位が英国。最もクリエイティブな都市は1位が東京(回答者の26%)で2位はニューヨーク(同23%)、3位がロンドン(同10%)、LAとサンフランシスコ、ベルリンが(同7%)と続いている。また、調査対象国のなかで自らをクリエイティブと認識している回答者が41%であるのに対して、日本は13%と極端に低いこともわかった。

クリエイティブと経済や生産性との関わりへの認識に対する調査結果も行われており、回答者の80%が経済成長にはクリエイティビティが極めて重要であると答え、3分の2近くの回答者はクリエイティビティが社会に価値をもたらすと考えている一方、自らのクリエイティビティを最大限に発揮できていると感じている人々はわずか4分の1に留まっている。また、75%が仕事において"クリエイティビティ"よりも"生産性"を求められていると回答している。

イノベーションやクリエイティビティに関する教育や提言を数多く行う世界的な権威であるSir Ken Robinson氏は「本当にクリエイティブな人はほとんどいないという、大きな誤解があります。実際にはみな素晴らしい素質を持っています。すべての人がそれを開花できていないだけなのです。こうした誤解の要因のひとつは、我々の教育システムが、学生に本来備わっているクリエイティブパワーを引き出せていないことにあります。それどころか均一性や標準化を推進しているのです。結果的に我々は、人々が持つクリエイティブの可能性を伸ばすどころかつぶしてしまっています。今回の調査で明らかになったように、クリエイティブティよりも周囲と合わせることを優先するような人々を生み出しているのです」とクリエイティビティが持つ力とともに、その力を発揮させることが社会では難しい面がある現状を分析している。

(長岡弥太郎)