世界的に長寿になりつつある(画像はワシントン大学GBD2015データベースより)

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米国、英国、豪州、日本など世界各国の研究機関と世界保健機関(WHO)による国際共同研究「世界の疾病負担研究2015(Global Burden of Disease Study 2015, GBD2015)」の結果が発表され、2015年の世界の平均寿命は71.8歳、健康寿命は62.8歳となった。

GBDは世界各国の死亡や障害の原因、寿命、健康状況などを性別や年齢別に調査した大規模な調査研究で、世界全体の健康問題を評価し、その解決の糸口となる新たなデータを分析することを目的としている。

「GBD2015」は「GBD2010」「GBD2013」の解析手法を向上させ、世界195か国を対象とし、1980〜2015年までのデータを分析した。

1980年の世界平均寿命は61.7歳となっており、35年で約10年延長されたことになる。

国別の平均寿命では、フランスとスペインの間に存在するアンドラ公国が男性81.2歳、女性88.4歳で男女共にトップ。日本は女性が86.4歳で2位、男性が79.9歳で8位となっている。

トップ10を見ると男性はアンドラ、アイスランド、スイス、スウェーデン、オーストラリア、イスラエル、ノルウェー、日本、ルクセンブルク、スペイン。女性はアンドラ、日本、アイスランド、スペイン、スイス、フランス、キプロス、イタリア、オーストラリア、マルタ。最低となったのは男性44.1歳、女性50.4歳でアフリカ南部のレソト王国だった。

2005〜2015年の間に死亡数(実際に死亡した人の数)は4.1%増加しているものの、死亡率は17%低下しており、世界の人口増加傾向と相まって、平均寿命も延長していると推測されるという。

なお、近年の主な死因はHIV / AIDSやマラリア、新生児の早産の合併症など。GBD2015のデータの各種解析に基づく論文は、2016年10月8日から英医学誌「THE LANCET」の公式サイト上で公開されている。

(Aging Style)