10日、米大統領選で敗れた民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官が「いつか必ず誰かがガラスの天井を打ち破ることを願っている」と女性たちに呼び掛けた敗北演説に、韓国で注目が集まっている。資料写真。

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2016年11月10日、米大統領選で敗れた民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官が「いつか必ず誰かがガラスの天井を打ち破ることを願っている」と女性たちに呼び掛けた敗北演説に、韓国で注目が集まっている。韓国・京郷新聞などが伝えた。

クリントン氏は9日(現地時間)、ニューヨークで大統領選敗北を認める演説を行った。支持者らに拍手で迎えられたクリントン氏はまず「選挙に勝てず残念だ」とした上で、「敗北の苦痛は長く続くだろうが、私たちの選挙運動は、一個人や1回の選挙の勝利のためではなく祖国のためのものだった」と決然とした表情で語った。また、「この結果を受け入れ未来に目を向けなければならない」として、「希望に満ちた国づくり」のため新たな指導者の下で団結する必要性を訴えた。

また演説の終盤、クリントン氏は米国史上初の女性大統領を目指した候補として女性の地位向上を阻む見えない障壁を指す「ガラスの天井」に言及した。「すべての女性、特に自身の信念を私に示してくれた若い女性たち」と呼び掛けた氏は、「いつか必ず誰かがガラスの天井を打ち破ることを願っている」「あなたたちが強く、あらゆるチャンスと幸運をつかむことができるという事実を疑わないでほしい」と述べた。

12年、韓国初の女性大統領として現在の朴槿恵(パク・クネ)氏を直接選挙により選出した韓国国民は、クリントン氏の女性たちへの呼び掛けに何を感じただろうか。記事に寄せられた多数のコメントのうち、次のような声が多くの共感を得ている。

「朴槿恵と比べちゃうよ」
「敗北演説が感動的。もしかしたら私はヒラリーをよく分かっていなかったのかもとも思った」
「カッコいい。わが国の誰かさんみたいに、他人に直してもらった文章をオウムのようにただ読むのではなく、自分の哲学と信念がこもった演説だ」

「ヒラリーが当選すべきだった」
「韓国みたいになるのを恐れて、有権者が背を向けたんじゃないかな。それでもヒラリーは朴槿恵と比べ物にならないけどね」
「すまない、ヒラリー。朴槿恵のせいで…」

「米国の人たち、大丈夫かよ?本当に情けない結果だ」
「実業家による政治がどんなものか、僕らは身に染みて分かったよ。トランプが李明博(イ・ミョンバク韓国前大統領)よりましとは思えない」
「米国は韓国の後を追うつもりなのか?米国版・李明博(トランプ氏)を大統領に選んだということは、次の大統領選では米国版・朴槿恵が選ばれるだろう」(翻訳・編集/吉金)