夫が大統領で妻は副大統領、中米の国で世界初の夫婦による2トップ体制が誕生する

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アメリカの大統領選挙ではトランプ氏が当選し、波乱を巻き起こしたが、中米の国でも大統領選挙の結果珍しい事態が起きている。

世界初、夫婦での2トップ体制

その国とは中央アメリカの中部に位置する「ニカラグア共和国」。

ここでは11月6日に大統領選挙が行なわれ、元左翼ゲリラだったDaniel Ortega大統領(70)が当選。

貧困削減のために低所得者向けのプログラムを推進したことで支持が広がったとみられ、通算で4期、3期連続での就任となった。

しかも驚くのは副大統領に彼の妻、Rosario Murillo氏(65)が就任したことだ。これにより世界で初めて夫婦での2トップ体制が確立されたこととなる。

夫婦で政権を担うことに批判の声も

しかし8月に出馬すると表明して以来、夫婦が大統領あるいは副大統領なることは、家族で政権を支配する行為だとして多くの批判の声も上がっていたという。

というのもニカラグアの憲法では、現職大統領の親族の出馬は禁止されているからだ。

にもかかわらず最高裁判所は、Murillo氏を副大統領にすることは法的な妨げにはならないと判断。結局、立候補が認められたのだが、彼女の過去の活動についても問題視されてきた。

影で大きな権力を握る?

Murillo氏は2007年にオルテガ氏が大統領に就任して以来、スポークスマンとして政権を取り仕切ってきたという。

実際に彼女以外の者が政府を代表して発表することを禁じ、時には大統領の側近と衝突した結果、彼女に反対するものを1人ずつ大統領宮殿から排除するなど、影で大きな権力を握っているとみられている。

Murillo氏は詩人としても活動しており、国民にも人気がある。ほとんど毎日ように派手な衣装でテレビ番組に出演していることもあり、知名度は抜群。今ではすっかり政権の顔となっているそうだ。

何はともあれ副大統領に選ばれた限りは、国民の生活のためにしっかりとした政権運営をお願いしたい。