9日、アカデミー名誉賞を授与されることになったアクションスターのジャッキー・チェンに対し、米国在住の人権活動家が抗議の声を上げている。写真はジャッキー・チェン。

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2016年11月9日、アカデミー名誉賞(Governors Awards)を授与されることになったアクションスターのジャッキー・チェン(成龍)に対し、米国在住の人権活動家が抗議の声を上げている。中国メディア各社が伝えた。

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米アカデミー賞を発表している映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は今年9月、ジャッキー・チェンにアカデミー名誉賞を授与すると発表。華人俳優としては初の受賞で、大きな快挙となる。今月12日(現地時間)、ハリウッドにある劇場「ドルビー・シアター」で授賞式が行われ、ジャッキー・チェン本人が賞を受け取る予定だ。

これに対し、著名な人権活動家のアン・ラウ(劉雅雅)氏が抗議の声を上げている。ラウ氏はロスの人権団体・視覚芸術家協会(Visual Artists Guild)の会長で、香港民主化を支持し、天安門事件を批判し続けている。このほどネット上で、「No Oscar for Jackie Chan(ジャッキー・チェンに賞を与えるな)」と呼び掛ける抗議活動をスタート。支持者からの署名を求めている。

ラウ氏は呼び掛けの中で、ジャッキー・チェンが過去に中国共産党の政協委員を務め、映画や芸術活動に対する政府機関の審査に大きな影響力を持っていると強調。「基本的人権と自由を奪うことに加担している」と批判している。ジャッキー・チェンに名誉を与えることは、「共産党政権の言論の自由への抑圧を合法化することになる」とも訴えている。

また、香港の一部の人権団体も「『中国人は管理されるべき』などと語ったジャッキーに栄誉を与えていいのか?」と受賞に「NO」を叫んでおり、AMPASに対して抗議するための署名活動を行っている。(翻訳・編集/Mathilda)