「ドナルド・トランプ大統領誕生」に米国に暮らすイスラム教徒の心は非常に複雑(出典:https://mic.com)

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この州で勝利した者は必ず大統領になる、そう言われるオハイオ州を制した通り、やはり来年1月20日の次期大統領就任をほぼ確実なものにしたドナルド・トランプ氏。こうなると米国に暮らすイスラム教徒の心情は穏やかではいられない。SNSでは不安を表す様々なコメントが飛び交っているようだ。

政治の経験もなければ軍隊の経験もない。ハリウッドやラスベガスには顔が利くが、オバマ大統領夫人のミシェルさんと同じタイプのファーストレディとなることを妻に求められても困る…それがドナルド・トランプ氏(70)である。彼の歯に衣着せぬ物言いは賛否両論あるが、このたびの勝利宣言に支援者は声を高らかにして「国民がそういう本音を言える政治家を待っていたからだ」などと語っている。

「イスラム教徒の入国は禁じる」

「米国籍を持つイスラム教徒、在米のすべてのモスクもしっかりと監視する」

「ムスリム、そしてシリアなどからの難民には、そうとわかる身分証明カードを発行し、胸には“ムスリム”を示すバッジをつけてもらいたい」

これらはトランプ氏がナチズムすら漂わせながら力説してきた、何の罪も悪意も持っていない人々を含めた「ムスリム対策」である。だが彼がこんな発言を放つたびに支援者からは「そうだ、その通りだ!」と拍手喝さいが沸き起こっていた。米国に暮らすムスリムたちは、ただ自分たちが追いやられていることを実感していたのだ。そんななかでトランプ氏勝利を知った米国籍のムスリム女性、@harryonmenことジャナティンさんのツイート内容が、話題を呼んでいるもようだ。

2016年11月9日16:17
「My mom literally just texted me “don't wear the Hijab please” and she's the most religious person in our family…(ママがメールしてきたわ。文字通り“これからはもうヒジャブは着けないで”ですって。ママはうちの中でも最も信心深いムスリムなのに…)」

新大統領のお墨付きとばかりムスリム排斥の流れは加速し、ムスリムへの嫌がらせ行為はもちろんモスクの閉鎖すらあり得るだろう。ジャナティンさんの母親の深刻な不安は疑う余地もない。ただし、こうした迫害はさらに「イスラム国(IS)」をはじめとするイスラム過激派組織に刺激を与えてしまう。トランプ氏のせいで解決策の見えないテロとのまた新たな戦いが強いられるとしたら、しかも米国内で危険分子が拡大していくとしたら…ムスリムならずともそれを恐れている国民は非常に多いはずだ。

出典:https://mic.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)